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二人をリビングに通して話をしようというのに未だに離そうとしないジェミンを何とか引き剥がしてくれたヘチャン。本人は不満そうだけどそれより大事なことがある
「…で？何しに来たの？」
ヘチャン「は？お前メール見てねえの？月イチの集まりだろ」
「あー嫌みたよさっき。でも寝てて、さっき起きたからお風呂入ってたの」
ヘチャン「お前が死んでんじゃないかって。ロンジュンが変な事言うから」
「……それで心配して来てくれたの？ヘチャンも？珍し、」
ヘチャン「俺にだって心配することくらいだってあるっつーの」
やたら最近優しいヘチャンに思わず感動して見つめていると隣からさらに強い視線を感じた。
「…ジェミンもありがとね。心配してくれて」
ジェミン「本当にAは手が焼けるよ。」
「ごめんって本当に。」
ジェミン「…」
ヘチャン「え？なに？」
ジェミン「ヘチャナ気を利かせて帰ってくれない？」
ヘチャン「は？今来たのに？やだね。俺気利かねえもん」
ジェミン「じゃあいいからとりあえず帰って。」
ヘチャン「ジェミナ本当に、、」
なにやらコソッと耳打ちしたジェミンと何かを言われたヘチャンは大きなため息をついて腰を上げた。
「A連絡は遅くてもいいから返せよ？」とだけ残してそさくさ帰って行った。
…この前のことがあるから、できれば二人になりたくなかったんだけど、、
ジェミン「A、髪の毛乾かしてあげるよ。おいで」
「いやいいよ。自分でする。もう遅いしジェミンも帰りな？」
ジェミン「…」
「…ジェミナ？」
ジェミン「Aは俺の事突き放そうとするね」
「…そんなことないよ」
ジェミン「俺が嫌い？」
「ちがう、」
ジェミン「だから体調崩してたことも隠したんじゃないの？」
「っ、それは、その」
ジェミンが本気で怒っている時は低いトーンで話すけれど出会ってから聞いたこともないほどの低い声で、私は思わず怖さで声が震えた
ジェミン「……俺は、ジェノみたいに優しくないよ」
ジェミン「A、怖がらせてごめん」
いつもの優しい声のトーンに戻ると私の頬に手を添えて目線を合わせたジェミン。少しだけ悲しそうに微笑んだ瞳はあの時のように少し揺れていた
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作者名：heri x他1人 | 作成日時：2023年5月28日 21時
