どっちが好き、、、？ (ページ8)

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episode 回想ページ8

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『Aは廉くんと仲良くていいなぁー』
『幼なじみだもんねー羨ましい』
『紫耀くんと幼馴染なんてずるいよー』

小さい頃から紫耀と廉は女の子にすごく人気で、当然幼馴染の私も言われるわけで、みんな声を揃えて『いいなー』なんて言うけど、それが堅苦しかった

『あんた、幼馴染だからって調子乗るなよ』

「別に調子乗ってないし。」

『は？ふざけんな！』
バシッ

「っ。」

『ふ。紫耀くんと廉くんに近寄らないでよね』

「あ～。だから女子って嫌い。」

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ。

「なんで涙が出るのよ。っ」

廉「A？こんなところで何してん？」

「廉っ。な、なんでもない」

廉「泣いてるやん。頬が赤くなっとる。もしかして殴られた？」

「違う。転んだだけ。だから大丈夫」

廉「大丈夫やないやろ。隠しても分かるんやで」

「なんでっ。なんで、分かるのよ」

廉「幼馴染やで？お前のこと見てたら分かるわ」

ずるい。こういうところ。

廉「誰にされたん？」

「、、、李咲ちゃん」

廉「また切通か。アイツ懲りひんな」

「もう大丈夫だから。何もしないでよ？」

廉「大丈夫やって笑手は出さへん」

「でも、、、、」

廉「言ったやろ？もっと俺を頼れって。」

「っ。ごめ、ん。ごめんね。」

廉「泣くなって。な？Aは笑顔が似合うんやからさ。」

クシャッと笑いながら頭を撫でてくれる廉。

＿＿＿＿＿＿

まだ廉と同じ身長だったくらいのとき。
私が、、、廉を好きになったときの話。