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一歩踏み出した日 ページ10
side Ryo
手紙を読んで時間を確認すると
○○○の仕事が終わる時間の少し前。
気づいた時にはコートを片手に
家を飛び出していた。
車に乗って○○○の職場へ向かう。
3年前○○○がまだ俺の彼女だった時に
毎日のように通っていた道は
あの時より少し、いやだいぶ長く感じた。
ようやくその長い道のりを超えて
○○○の職場についたものの
彼女がいつ出てくるかなんてわからない。
もう帰ってるかもしれないし
今日は遅くまでお仕事かもしれない。
付き合ってた時も○○○はよく残業していたし。
あー勢いってこわ。もう帰ろうかな。
そう思って車にエンジンをかけたが
次の瞬間俺は車から降りて走り出した。
見覚えのある大好きだった、
いや大好きな君がいたから。
「 ○○○ 」
続く
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作者名：め ろ | 作成日時：2020年1月6日 16時
