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一歩進む日 ページ8
りょうくんに出すお手紙をようやく書き終えた。
気持ちが溢れた私はなかなか内容を
まとめることができず書き終えた頃には
もう夜になってしまっていた。
もう遅いし明日出しに行こうかなと思ったが
散歩がてら今日出しに行くことにした。
きっと今日出せば２日後には届くだろう。
さようなら、私の恋。
そんなことを思いながら手紙をポストに入れた。
これを最後に気持ちを切り替えると決めたのに
昔を思い出しながら書いた手紙のせいで
りょうくんが余計に恋しくなってしまった。
バイバイって手紙に書いたんだから
ちゃんと諦めるって決めたんだから。
そろそろシャキッとしなくちゃ。
なにもしてないと思い出しちゃうから
今まで以上に仕事がんばろ。
そんなことを考えながら家に戻り
この悲しい気持ちを消したくて
いつもは飲まないちょっと強めのお酒を飲み
いつもより早く布団に入った。
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作者名：め ろ | 作成日時：2020年1月6日 16時
