なんとかってひどくない！？ ページ12
『………んで、この傷は、なに？』
俺は加州くんの傷を見てる訳だが
『ちょっと、目、逸らさないでよ』
清光「……」
加州くんが何も言わない
どーみたって誰かにやられた傷なのに
本体である刀が酷すぎる
塩水に浸されて錆び付いたところもあるし、欠けてるところもある
『普通の戦闘じゃこんなの付かないよね？』
清光「……」
『………こんちゃん』
こん「はい」
俺は肩にいるこんちゃんに声をかける
ちなみに今日帯刀してるのは普通の木刀
誰かを傷付けに来た予定ではないからね
氏繁は背中の方に背負って来たけど、
『氏繁抜ける状態にしといて。今、紐、引っ掛かってるでしょ？』
こん「……わかりました」
清光「……何、するの？主………に何かするの？」
『え？何もしないよ』
恐怖やら不安やらが混ざった視線を向けてきた加州くん
何をそんなに怖じ気づいているんだろう
『ただ、加州くんをこんな目に合わせた奴がいたら………どうしよっかなって思っただけ』
すると、加州くんが慌てた
清光「行っちゃダメだ！」
『なんで？この先にはここの主しかいないでしょ？挨拶しなきゃだし、』
清光「あんた………死ぬよ？」
『えっ、こわっ！誰に殺されるん？おれ』
こん「何呑気なこと言ってるんですか」
『え、ねぇねぇ、話が理解出来ない』
加州くんとこんちゃんはこの先に化け物がいるみたいな反応だけど、この先にいるのはここの審神者しかいないはず
審神者といえど、同じ人間
加州くんをこんな目に合わせた奴が誰か聞くぐらいは出来る
『………よね？』
こん「……」
清光「……何も、説明してないの？」
こん「えぇ。面倒で」
清光「えー………それ、初めて会ったのが俺だったからまだいきなり殺そうとまではしてないけど、三日月とかだったら死んでたよ？」
こん「なんとかするでしょう」
『ごめんごめん、なんの話？あと、こんちゃん、俺のこと雑に扱い過ぎてない？』
こん「気のせいです」
『可愛いから許す』
清光「取り敢えず、行っちゃダメだ」
『えー……でも俺、死なないよ？死ねないし』
清光「どこからそんな自信………」
『だって……ねぇ、加州くんみたいな人がここにはまだいるんでしょ？さっき安定とか言ってたし。助けた方がいいべ』
清光「……あんた、」
『ん？』
清光「……お人好し過ぎてバカだよ……ほんと」
『え、いきなりヒドイ！！！』
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ねこあり(プロフ) - 名無しさん» ふおぉぉぉぉお！！！ありがとうございます！！！！更新遅くなってしまってすいません！！！頑張ります！！！ (2019年6月1日 16時) (
レス) id: 23e5ecff0c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ふおぉぉぉぉおおおおお、めっちゃおもろいぃぃぃぃぃいいい((殴 更新頑張ってくだせぇ← (2019年5月7日 3時) (レス) id: 277d330b38 (このIDを非表示/違反報告)
ねこあり(プロフ) - ユユユさん» コメントありがとうございます！今日からしっかり更新していきたいと思うのでお願いします！！！ (2018年12月6日 19時) (レス) id: 23e5ecff0c (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - すごく面白いです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年12月5日 2時) (レス) id: f0e41eea19 (このIDを非表示/違反報告)
ねこあり(プロフ) - フユキさん» 流石です笑 (2018年11月20日 1時) (レス) id: 23e5ecff0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこあり | 作成日時：2018年11月3日 1時
