案内人 ページ3
ぐわぁん、と頭に最大の痛みが走る。それを何とか堪えると、頭の痛みは何事も無かったかのように消しとんだ。
「……………、？」
後遺症のようなものは全く感じられず、不思議に思いながら頭から手を退けて顔をあげる。
『気付キマシタカ？』
そう、目前にはフヨフヨと宙を浮かぶ人のようなロボット………
………え？ロボット？
「ぅわぁぁぁあああああああ！？！？」
見慣れない物体に驚きの声をあげながらその場に尻もちをつく。
な、なんだコイツ…！？
青白く浮かぶ¨ソレ¨を凝視しては動けないでいると、¨ソレ¨は何事もなかったかのように僕に話しかける。
『ワタクシハ¨Voidoll¨。¨#コンパス¨ノ案内人デス。』
Voidoll…とか言うロボットはカタコトにそう言うとぺこりとお辞儀のような仕草をする。そして
『マルコス'55サン。貴方ニハ、ヒーローニナッテイタダキマス。ワタクシト共に、¨#コンパス¨ノ世界ヘ着イテキテクダサイ。』
………………………はｧ??????
何言ってんのコイツ…こんぱす？やらヒーローやら…着いてきてくださいって…
「どこに着いて行くのさ…」
『¨#コンパス¨デスヨ』
「だから何それって…ぅわｧｧｱ!!?」
いきなり腕を掴まれればものすごい力で僕を引いていく。そして…
『フリ落トサレナイデクダサイネ。』
…何だか嫌な予感がした。
咄嗟の反応で、掴まれていない片方の手でその場に転げ落ちていたスマホを拾い上げたその瞬間…
ｳﾞｫｫｵｵｵﾝ…!!!!
凄まじい音と共に前から吹いてくる強風。さっきまでリリカちゃんを見ていたテレビから溢れ出る青白い光。目をｷﾞｭｯと瞑り、吹き飛ばされないよう身を縮める。
目を瞑っていてもわかるくらい眩しい光の量。周りはﾋﾟｺﾋﾟｺとどこか近未来風の音に包まれており、僕はどこかの異空間の狭間へ連れ込まれているようだった。
『目ヲ開ケテクダサイ』
まだ聞こえるロボットの声。その言葉の通り僕は目を開けた。
…するとそこには、思いもよらない衝撃的な世界が広がっていた。
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ぴか厨(プロフ) - グスタフシーズンはマルリリでイチャイチャしながら走ります（笑） (2018年4月6日 3時) (
レス) id: 1f6846798c (このIDを非表示/違反報告)
亜漓麻(プロフ) - ぴか厨さん» コメントありがとうございました！わわ、そう言っていただけてとても嬉しいです…(;∀;)マルリリ大好き民なので私好みのお話になるかもしれませんが、私なりに頑張りますので今後とも応援の方宜しくお願いします…！ (2018年2月26日 17時) (レス) id: 9a0b65dd4b (このIDを非表示/違反報告)
ぴか厨(プロフ) - 表現の仕方がすごい上手で羨ましいです。 後々リリカとマルコスがどう発展していくのか気になるので更新頑張ってください〜！ (2018年2月25日 23時) (レス) id: 1f6846798c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜漓麻 | 作成日時：2018年2月24日 13時
