【安室透】帝丹高校の高嶺の花に恋をした。２【赤井秀一】

花が六十三輪。 ページ24

Aside

翌朝────

ガラッ

A｢おはよ。｣


蘭｢Aおはよー！｣


園子｢おはよっ！｣


A｢今日も元気ね……｣

月曜日の朝からこんな元気でないわ……

園子｢ね！ね！A！｣


A｢ん？｣


園子｢この前のミステリートレインの騒動のお詫びにうちの別荘に来ない？？｣


A｢え……いいの？｣


園子｢もちろんよ！ついでに、Aの苦手なテニスも克服しましょ！｣

テニス…ほんとに下手なんだけどな。どうしよ。ま、いいか。

A｢えぇ……教えてね。｣


園子｢もっちろん！今週の土曜ね！｣


A｢はーい。また詳しく決まったら教えてね。｣


園子｢うん！｣


蘭｢楽しみねー！｣

まぁ、

A｢言っとくけど、私のテニスのレベル本当にひどいからね？｣


園子｢とかいってできちゃうんだよねー……Aは笑｣


A｢いや、本当にできないから……｣

テニスだけは。本当に。

園子｢そーお？まぁ、いいわ！｣


A｢そろそろチャイムなるから座らないとダメよ？｣


園子｢はーい！｣


蘭｢ふふっ笑
はいはい。｣

キーンコーンカーンコーン

今日、秀の家に泊まりに行こうかしら。

暇だし。

────────

キーンコーンカーンコーン

A｢はぁ……｣

やっと授業終わったわね。

蘭｢Aー！今日、家寄ってかない？｣


A｢そうね……少しなら。｣

その後に行けばいいわよね。

蘭｢やったぁ！Aにちょっと聞いて欲しいことがあってさ……園子は無理らしくて。｣


A｢何でも聞くわ。一旦家に寄ってもいいかしら？着替えて、持っていきたいものがあるの。｣


蘭｢了解！｣

秀に今日泊まりに言っていいか聞かなきゃ……

A｢ちょっと電話してくるわ。｣


蘭｢じゃあ、準備しておくね！｣


A｢はーい。｣

プルルルル

A｢もしもし？｣



沖矢｢はい？｣

聞かれてたらまずいから沖矢さんの声なのね笑

A｢今日泊まりに行くわ。いいかしら？｣


沖矢｢分かりました。準備しておきますね。｣


A｢よろしくね。じゃあ。｣


沖矢｢はい。｣

プツッ

A｢さて、と……｣


なんなのかしらね、蘭の話って。

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