【安室透】帝丹高校の高嶺の花に恋をした。【赤井秀一】

花が四十二輪。 ページ48

安室side

Aさんから電話がかかってきて何かと思ったら園子さんの差し金だったとは……

少し残念。


でも、

久しぶりにAさんの声が聞けて良かったです。

早く明日にならないかな……


────────

ブロロロ

安室｢Aさんの家はここでしたよね…｣

バタン

手土産にケーキも持ったし、大丈夫ですよね。

ピンポーン

A｢はい。｣


安室｢安室です！｣


A｢ちょっと待っててください、開けますね。｣

ガチャ

A｢おはようございます。｣


安室｢おはようございます！あの、これケーキです！良かったらどうぞ。｣


A｢わざわざすみません…さぁ、上がってください。｣


安室｢おじゃまします！｣

うお、すごい勉強してる……

園子｢安室さん！どもども！｣


蘭｢おはようございまーす！｣

あはは(苦笑)

安室｢おはようございます。｣


A｢さて、勉強するよ…？((ｺﾃｯ｣←首傾げ

可愛い…/////

園子｢はいはーい！｣


安室｢分からないところがあったら聞いてくださいね。｣


園子＆蘭｢ありがとうございます！｣


A｢あ、私もいいですか？また。｣


安室｢はい！｣


A｢ありがとうございます(微笑)
これ、コーヒーです。安室さんが作ったものよりまずいとは思いますが……｣


安室｢そんなことないですよ！すっごくいい香りがします！｣


A｢ありがとうございます。では、始めましょうか。｣


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

園子｢ね！ね！A！ここは？｣


A｢せっかく安室さんに来てもらってるのに安室さんに聞かないのね。
まぁ、いいわ。ここは……｣

数十分たって分かったこと、

僕の出番はない気がする。

A｢あの、安室さん。ここはどうすればいいんですか？｣


安室｢ここは……｣


A｢なるほど、ありがとうございます。｣


安室｢いえ！｣

ここにいられるだけで幸せだな。

ピコンピコン

ん？

A｢……((チラッ｣

Aさんのケータイか。

誰からだろう…彼氏ではないよな。

でも、メールに返信するAさんの目がすごく優しいのが気に食わない。

安室｢どなたからのメールですか？｣


A｢えっと……昔からの知りあいからですよ。｣


園子｢なになに？男？？｣

ちょっ…

A｢男だけど？というか、あの言ってた兄さんみたいな人。｣


園子｢あぁ！｣

やっぱりその人のこと、大切に思ってるんだな……

僕はその人を超えられるのだろうか。

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