【安室透】帝丹高校の高嶺の花に恋をした。【赤井秀一】

花が三十七輪。 ページ42

Aside

プルルルル

ん？誰からかな？

ジン……

A｢ちょっと電話してくるわね。｣


蘭｢はーい！｣


園子｢後でここ教えて！｣

全く……

A｢はいはい。｣

ガチャ

A｢どうしたの？｣


ジン｢ロゼか？｣

そら、私にかけてるんだからそうでしょうに。

A｢他に誰だって言うのよw｣


ジン｢ふっ笑
確かにな。｣

ジンが笑った……？

珍しいわね。

A｢それで、何の御用かしら？｣


ジン｢あぁ、実はバーボンにNOCの疑いがかかっている。｣

NOC……潜入捜査官。

まぁ、私もそうなんだけどね。

A｢バーボンに？｣


ジン｢あぁ。それでだが、バーボンを見張れ。なにか怪しい動きを見せたらすぐに言え。いいな。｣

安室さんがNOCだとは思わないけど……

まぁ、人は易々と信じられないわね。

A｢OK.ジン。｣

分かったらすぐには伝えないでおこう。

安室さんと話してから、ね。

ジン｢じゃあな、あと今度アジトに来い。｣


A｢分かった。そのうち行くわ。｣


ジン｢あぁ。｣

プツッ

A｢ふぅ……まさか、ね。｣

安室さんが殺されるわけないわよね。

ジン怖いな…私もいつ殺されるのか分かんないな。

カランカラン

A｢お待たせー。｣


園子｢早く早く！｣


A｢ふふっ笑
はいはい。｣

こんな日々がずっと続くと良いのにな。


安室｢ジンから、ですか？(小声)｣

あら、バレてる。

A｢まぁね。(小声)｣


安室｢なんて言ってましたか？(小声)｣

言っちゃダメだよね。絶対。

A｢今度アジトに来いって(小声)｣


安室｢そう、ですか…ジンには気をつけてくださいね(小声)｣


A｢あなたこそ。｣

もしNOCなら、バレたらすぐ殺されちゃうもの。

もう疑いもかかってるし。

安室｢お気遣いありがとうございます。｣


園子｢何の話してるのー？｣


蘭｢ちょっと園子！邪魔しちゃダメでしょ！？｣

はは……(苦笑)

A｢もう終わったから大丈夫。｣

バーボン。いや、安室さん。

貴方は本当にNOCなの？



彼が真っ黒に染まっているなら私も気を許せない。


でも、もしNOCだったら……







助け合えるかもしれない。


まぁ、変に望みは持たない方が良いわね。


安室｢どうしました？｣


A｢いえ、なんでもないですよ。｣


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純黒の悪夢編行っちゃおうかな……どうしよ( '-' )

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