恋情 ページ44
【デュース視点】
急いで帰ってきたせいで汗を拭わずに俺たちは厨房に入った。
『おかえり』
「えっ、なんでAがここにいるんだ！」
『待ってるだけってのは落ち着かなくてさ』
まだ体調が戻ってもいないだろうに、Aは厨房にいた。
椅子に座ってケイト先輩に見張られているところを見ると既に怒られた後かもしれない。
「ただいま」
『おかえり、二人とも』
にこりと笑うAに些か顔に熱が籠るのがわかる。
彼が笑うとどうも調子が狂う。
好きなデザインのマジカルホイールに出会った時の感覚に似ている。
『あ、今、マジカルホイールのこと考えてるでしょう』
「っ！なんでわかったんだ？！」
『前にマジカルホイールのことあつ〜く語ってくれた時の顔と一緒だったよ』
吹き出す彼に俺はたじたじになる。
「マロンタルト見てる時のAには負けるぞ」
『しょうがないじゃん、好きなんだもん』
…？
つまり俺はAのことも好きってことなのか？
いやいや、Aは男だ。
俺の恋愛対象は女性だ。
(きっとこれは友情)
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とまきち(プロフ) - 警察官さん» ご指摘ありがとうございます。確認ミスでした。修正済です。 (2020年4月27日 14時) (
レス) id: d35989c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
警察官(プロフ) - ピーッ！ 今すぐにオリジナルフラグを外しなさい！ これ、違反作品ですよ！ (2020年4月27日 13時) (レス) id: 5b2b5dccb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまきち | 作成日時：2020年4月16日 14時
