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吐露 ページ38
自室に戻る前に、と寮長に声をかけた。
『リドル寮長』
「すまなかった、Aにも迷惑かけたね」
今までの寮長の姿はそこにはない。
きちんと謝れる、大人になった寮長がそこにはいた。
『寮長が無事なら私はそれでいいんです』
「君は優しいな」
私は優しくなんてない。
自分の私利私欲のために動いているだけだ。
『私はそう言っていただけるようなできた人間ではないですよ』
「いや、今、僕は君が優しい人間だと思っている。それでいいんだ。」
ありがたい。
救われる。私の心が報われるように思えた。
ずっとここに居たい。
ずっと…
監督生さんは元の世界に帰れる方法を探していると風のうわさで聞いた。
私は元いた場所に戻りたくはない。
ずっとここに居たい、と思い始めている。
帰りたくない。
すべてが終わるとき、私は何をしているのだろう。
どこにいるのだろう。
(だれか私を連れ出してはくれないだろうか)
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とまきち(プロフ) - 警察官さん» ご指摘ありがとうございます。確認ミスでした。修正済です。 (2020年4月27日 14時) (
レス) id: d35989c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
警察官(プロフ) - ピーッ！ 今すぐにオリジナルフラグを外しなさい！ これ、違反作品ですよ！ (2020年4月27日 13時) (レス) id: 5b2b5dccb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまきち | 作成日時：2020年4月16日 14時
