不意 ページ3
がちゃり、と急に開いた扉の方を向く。
「おい、A〜」
『なあに？ノックくらいしなよ』
「女じゃあるまいし良いだろ〜」
『僕はいやだ』
ケチだな〜、そういう友人はエースという。
こいつは人の気も知らないでずかずかとパーソナルスペースに踏み入ってくる。
嫌いではない。ただ、着替え中とかは本当にやめてほしい。
今のところはまだないが。
学園長は一人部屋を特別に用意してくれたにも関わらず、鍵というものを忘れている。
いや、わざとなのか。
おそらくではあるが、私は学園長には嫌われているのだろうか…
『それにしても…。君、寮長をあんまり怒らせちゃダメじゃないか』
「そう！それなんだよ！寮長、人を見るたびみーんな首をはねるんだぜ！」
『君たちが法律に背くからだろう』
「なんでお前は平気なんだよ！」
法律はすべて頭に入れた。
ただ、私の場合、女とばれると厄介なので目をつむってもらうという話になっている。
それであっても法律に反したことはないのだけれど。
『ただでさえシャンデリア事件で名前が知れ渡ってるんだから少しくらい大人しくしていないと』
「お前までそれ言うのかよー」
『卒業まで言ってあげるよ』
くすくすと笑う私に、もー！と怒っている。
面白い。
エースはからかい甲斐がある一人だと思っている。
(同い年とは思えないからかいやすさ)
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とまきち(プロフ) - 警察官さん» ご指摘ありがとうございます。確認ミスでした。修正済です。 (2020年4月27日 14時) (
レス) id: d35989c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
警察官(プロフ) - ピーッ！ 今すぐにオリジナルフラグを外しなさい！ これ、違反作品ですよ！ (2020年4月27日 13時) (レス) id: 5b2b5dccb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまきち | 作成日時：2020年4月16日 14時
