�靴霊壱� ページ18
Aははっきりものをいう。
自分でも薄々気づいてはいた。
でも動き出せない自分がいる。
リドルの全ては、厳しいルールのもとで“造られた”ものだ。
リドルを叱ることは俺にはできない。
Aは先輩に対してもはっきりものが言えるヤツだ。
これからハーツラビュルを支えていくのはAかもしれない。
俺はそういうやつに依存してしまう傾向がある。
リドルにもそうだが、支えているようで甘えているのだ。
マロンタルト作りに誘ったのは一年生の中で一番話したことがなかったからだ。
副寮長だからと寄ってくる寮生は多い。
エースとデュースはまた別のくくりだが。
その中で唯一寄ってこない、一見壁を作りたそうにしているAが俺のことを一番しっかり見ているなんて、と。
普通に驚くだろう。
壁を作りたくないのは何かを隠しているだろうということだけはわかっていた。
何かはわからない、俺のただの勘だ。
部屋に入ってなんとなく異質なことはわかった。
男性にはない甘い香りだとか…
隠したい理由は俺にはわからないがあまり詮索されたくなく、壁を作っていたのかもしれない。
俺だけの中に今はとどめておこう。
「A…か…」
にやりと笑う自分はどこかおかしくなってしまったのかもしれない。
でもそんな状況を楽しんでいる自分もいる。
(いいじゃないか、面白くなりそうだ)
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とまきち(プロフ) - 警察官さん» ご指摘ありがとうございます。確認ミスでした。修正済です。 (2020年4月27日 14時) (
レス) id: d35989c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
警察官(プロフ) - ピーッ！ 今すぐにオリジナルフラグを外しなさい！ これ、違反作品ですよ！ (2020年4月27日 13時) (レス) id: 5b2b5dccb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまきち | 作成日時：2020年4月16日 14時
