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ありふれた光景 ページ4

とりあえず部屋を出たいのだがこの部屋にはとんでもないほどの書類が足の踏み場もないほど散らばっている。
それにカーテンも閉められ、薄暗い雰囲気が少し不気味に感じた。

「しょうがないなぁ…」
俺は深いため息をついて部屋の書類を適当に集めて机に置く。
勢いよくドスッと集めた書類を机に置くとホコリが舞い、思わず咳き込む

この部屋…どれだけ放置されてたんだ…。

そしてなんでこんな汚い部屋に俺がいるんだ…
もしかして長い間ねむってたんですか…???、

もしも長い間眠りについていましたーなんて状態なら意外とありふれてないかもしれない。
だがしかしそれ以上に仲間たちのからの反応が心配だ。

冷や汗をかきながら恐る恐る開きっぱなしのドアから廊下を覗き込む。
足元のじゅうたんはレッドカーペットのようだ。

目の前、廊下の先には下に降りれそうな階段。
どうやらここは2階らしい。

外にも出てみたかった俺は1階で人を探すことにした。


そっと扉を閉めて階段を降りる。
ギシギシなんて音はならず、しっかり作られていてそこまで古い建物ではないことが分かる。

自分の目線が1階の天井と同じ位置になった時、窓から差し込む光ににだけ照らされた温かみのある空間が拡がる、
1階に置いてある花瓶に飾られた色とりどりの花たちがぱっと爽やかに咲いている。

これだ。

若干堅苦しそうな「The 騎士団」って感じの建物。
まさに異世界って感じだ。ありふれてる。

進もう、これ以上ありふれないために。
行こう、ありふれさせないために。

少年のようなドキドキ感を胸に俺はまた階段を降りようとした。
その時だった。

「お待ちください!隊長!!!」

俺は後ろから結構大きな声で男性に引き止められた。

ありふれた展開→←ありふれた目覚め



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設定タグ:転生 , ありふれている , 夜_001   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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てふる(プロフ) - 華月らいが??さん» コメありがとう✎* (2023年3月2日 1時) (レス) id: dafd7b38ae (このIDを非表示/違反報告)
華月らいが??(プロフ) - ♡♡ (2023年2月28日 22時) (レス) @page9 id: 79815a8cd5 (このIDを非表示/違反報告)
忍冬鳳凰(プロフ) - やばい。うますぎる。神作品ありがとうございます〜!! (2022年7月30日 15時) (レス) @page5 id: 3f85f1ded9 (このIDを非表示/違反報告)
てふる(プロフ) - 華月らいが??さん» 誠感謝致 (2022年7月28日 19時) (レス) id: 96b178e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
華月らいが??(プロフ) - 好きです (2022年7月28日 19時) (レス) @page3 id: 79815a8cd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年7月28日 15時

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