君は太陽私は月・・・ (ページ10)

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彼女なりの気遣いページ10

inリビング

「なんすかあんな顔で言わなくとも」

赤也が不満そうに言う

「多分あれはAなりの気遣いなんだよぃ」

そう言いながらブン太は
Aが食べなかったおかずを口に運んでいく

「そうですね、
手伝おうとしたら素っ気なく断られましたけど
食べられないものを聞かれてましたし」

「僕も断られて丸井の部屋でゲームでもしてくればって言われた」

クスクス笑いながら言う幸村

「あの子に少し興味がわいたよ＾＾」

何かを企んでいるような笑顔
一体なにをしようとしているのやら・・・

「それじゃあお邪魔しました。」

あれからブン太の部屋から鞄を取りに戻り今日は解散となった。

地獄のような勉強会が終わったと思って安心している人が何名かいるようだが
これで終わるほど甘いものではなかった。

「それじゃあ次の勉強会は三日後にするから
赤也にブン太ちゃんと復讐しといてね＾＾」

幸村の言葉を聞いて二人は一瞬にしてテンションが下がった。

「丸井、赤也なんだその態度は！」

真田からの強烈な一言に顔が引きつっていた。

そんなこんなで収拾がつかなくなったので柳が何とか修復し
やっと帰ったレギュラー

Aの所にも騒がしい声が聞こえていたようで
一人部屋で溜息を付いていたそうだ。