韓国ツアー�� ページ33
かなくん｢あのね、電車でね、Aくん見たの〜｣
｢…んー？｣
ごめん、俺昨日は事務所にいたのよ？
かなくん｢いっぱいいたの〜｣
｢…俺に会いたすぎて見えた幻覚かな？それか俺がかなくんに会いたすぎて飛ばした生霊かn｣
ヌナ｢違うわよ笑｣
ゆき｢かなた、Aくんのポスター見たのよね〜｣
かなくん｢うん！｣
｢あ、え？ポスター？｣
ヒョン｢読めないけど、見た感じ誕生日のやつだと思うぞ？｣
｢…あー！そうだ！もうすぐ誕生日か！｣
母さん｢あんた忘れてたの？笑｣
｢すっかり…笑でもそっか〜。ファンの子がお金出してポスターとかやってくれてるって思うと嬉しいけど申し訳ないな〜｣
ゆき｢え、あれってファンの子が出してるの？｣
｢そうなんですよー。韓国ってそういう文化があるんです笑｣
ヌナ｢だってたくさんあったわよ？すごいじゃない！｣
｢いやいやいや…もっとすごい人は韓国中がその人の誕生日のポスターになるんだよ笑｣
ヒョン｢それアイドル好きじゃない人とかどう思ってんだろうな笑｣
｢たしかに笑笑｣
ゆき｢アイドル知らない人にもAくんの名前が広まっていいじゃない！｣
｢でも俺芸名ですからね笑笑｣
ヌナ｢芸名なんだっけ？なんかかっこつけたような名前だったわよね笑｣
｢失礼な！｣
母さん｢シャインでしょ？？｣
｢母さん…！！｣
姉さんが覚えてないのに母さんが覚えてるってことに感動した。やっぱりオンマ最高！！
母さん｢駅前の美味しいパン屋さんの名前だから覚えちゃったのよね〜笑｣
｢…｣
まてまてまて。覚えちゃった…だと！？
やはりヌナの血はあなたから受け継がれたもののようだ。←
ゆき｢かなた寝ちゃったみたい｣
そう言っているゆきさんの腕の中には抱っこされて寝ているかなくんが。
｢な、なんて可愛らしいんだ！天使か！？｣
ヒョン｢お前そのキャラいつまでやんの？笑｣
｢キャラじゃないからやめるとかない！｣
ヒョン｢そうか笑｣
そのあとはそんなかなくんを起こさないようにソウルを回り、お昼もおすすめのお店で食べた。
そしてコスメを見たいということで、女性陣をお店に連れていき、その間に外でかなくんと鬼ごっこしたりして遊んだ。
夕方になってそろそろお別れかなって時に、嫌な言葉が聞こえてきた。
ほんとに小さな声なんだけど、嫌な言葉だからかハッキリ聞こえちゃったんだよね…
チョッパリって。
これは韓国人が日本人に対して差別的な意味で使う単語。
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作者名：借りぐらし | 作成日時：2021年2月23日 15時
