過去編2 ページ32
昔のAside
練習生になってからもう3ヶ月がたった。
韓国語もスニョンが毎日教えてくれたから多少の会話なら話せるようになってきた。
｢スニョンア〜あの子、なんていう子？？｣
最近の日課。それはスニョンに1日に1人練習生の紹介をしてもらうこと。
今日はいつもヘッドホンつけてる子。
HS｢あーあいつはジフンだよ。イ・ジフン。
俺らと同い年。ダンスも歌もどっちも上手いやつだよ。｣
｢へえー。スニョンが上手いって言うくらいならダンスほんとに上手いんだな。｣
HS｢Aもだいぶ上手いぞ笑｣
｢ありがとう笑｣
そう、俺はここに来てスニョンに追いつくのを目標にし始めてからダンスの実力がメキメキついてきた。
HS｢ジフンは最初はちょっと人見知りするかもだけど、話したら面白いし良いやつだよ笑｣
｢そうなんだ！話してこよ〜｣
｢ジフンさん、こんにちは！｣
WZ｢…どうも。｣
やっぱり人見知り感でてるなー。
｢ジフンさん、ぜひ俺に歌のトレーニングしてほしいんだけど…ダメかな？｣
WZ｢歌の先生に頼めば？｣
でました！ド正論。
｢でも同い年の方が聞きやすいっていうか、わかりやすいっていうか…｣
WZ｢まあいいけど｣
ちょっと嫌そうだけど俺ポジティブだから気にしない！
そして歌のコツとか教えてもらって、スニョンの言ったことは正しいなって思った。
ちゃんと慣れたら笑ってくれるしいい人だ。
しかもかわいい！！
その日から俺は毎日のように、追いかけ回しては無視されるという日々を繰り返した笑
2013年の2月。スタッフさんから、高校に編入しないかって言われた。
俺高校中退なんですけど…！？とか思ってたら、どうやら俺を見にきた高校のお偉いさんが編入しないか？って聞いてきたらしい。
断る理由はないわけで、それから3ヶ月間練習しながらアコピアスクール(一般私立高校編入学コース)っていう所に通う日々が続いた。
そしてなんと編入先の高校というのが、ハンリム演芸芸術高校っていうまさかのジフンと同じ高校で、さらにやる気アップだよね笑
そして5月、俺は高校に編入することに。
高校でコミュ力もあがって、韓国語もネイティブに近づいて、何気に充実してたなー。
韓国に来てよかった、そう思えるようになった。
……To be continued
｢ジーフーナー！｣
WZ｢なに？｣
｢一緒におどろー！｣
WZ｢いつも通りスニョンと踊れば？｣
｢え、なになに妬いてんの！？｣
WZ｢つくづく平和な頭してんな…｣
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作者名：借りぐらし | 作成日時：2021年1月28日 15時
