シャイ33. ページ33
あれから三日。
流星とカフェに行った日は最悪なことに金曜日で。
休日は学校がないため、大毅と顔を合わせる時間がなかった。
そしてそのまま月曜日を迎えてしまって。
まだ大毅が誤解したままやったら…なんてことばかり考えてしまう。
おかげで休日はずっと大毅のことを考えてしまっていた。
少し緊張して教室に入ると
いつも私より早く教室にいるはずの大毅がいなくて。
おかしいなぁ…と不思議に思いながらもそっと自分の席に腰掛ける。
『メールぐらい…すれば良かったかな』
小さい声でそう呟けば一気に襲う罪悪感。
この週末はずっと大毅にメールをしようか迷っていて。
大毅には怒ったままやし…という自分のプライドが勝ってしまい、
結局大毅にはメールできずにいてしまった。
今思えば金曜日の流星とのことは大毅とやっていること変わらないんやないんかって。
もし大毅が嫉妬して傷ついてたらどうしよう…と思うと胸が苦しくなる。
結局私は何だかんだ大毅のことが大好きなんやと思い知らされた。
ちらっと時計を見ればホームルームが始まる五分前を指していて。
ゆっくりと振り返って大毅の席を確認してしまう私。
でもまだ大毅の姿はなかった。
.
結局大毅が来ないままホームルームが始まって。
私のせいかな…とか色んな罪悪感が押し寄せてくる。
「あれっ！重岡おらんやんか！」
出席を確認する先生が驚いたようにそう言って。
そんな先生は「誰か何で休んでるか知ってる人おらん？」と言った。
ざわざわする教室とどんどん心配になる私。
大毅は今何してるんやろ…とかそんなことばかり考えてしまう。
「先生〜！しげ高熱で今日は休むらしいです！」
ざわつく教室で神ちゃんが大きい声でそう言って。
そんな先生は「そっか、ありがとなぁ」と言って名簿に何かを書き込んだ。
「でもこの時期に熱って珍しいなぁ」
どこか心配そうにそう呟く先生。
そんな先生に私もどんどん心配になってしまう。
この時期に熱出すのも珍しいし、何より大毅が熱出すなんて…珍しい。
そんな先生は「まぁ、熱ぐらい誰でも出るよな」と言って
あまり興味なさそうに次の授業の用意を始めた。
そんな先生とは裏腹にどんどん心配になっていく私。
気づけば小さい声で「大丈夫かな…」と呟いている自分がいた。
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りってぃ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます、すごく嬉しいです(:_;) (2019年9月4日 18時) (
レス) id: 7cdc997d36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - りってぃさん» はい！見てみます！ (2019年9月3日 14時) (レス) id: b179e7f64c (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん、コメントありがとうございます(:_;)38話は個人的にも思い入れの話だったのでそう言ってくれるのすごく嬉しいです…！！読者様にこんなに感動していただけて私も嬉しいです…、もし良ければ他の作品もちらっと見て行ってください(..)*** (2019年9月1日 19時) (レス) id: 7cdc997d36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 初めまして！最初から読ませていただきました！続編が切なく胸がキューってなりました笑それに38個目で泣いてしまいました…こんなに感動するなんて思ってなかったので自分でもびっくりです！！ (2019年8月22日 2時) (レス) id: b179e7f64c (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 風勝健葉聡さん» 初めまして。コメントありがとうございます('ω')初めから読んでいただけたなんて…本当に嬉しいです、ありがとうございます。コラボ企画の方も見てくださるなんてやる気が出ます。これから更新頑張りますね。コラボ作品の方でもよろしくお願いします。 (2018年8月3日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2018年5月4日 15時
