狼くん35. ページ35
球技大会当日。
ざわざわしている教室。
今日は朝からテンションが高いクラスメイト。
そんな私は朝からテンションだだ下がり。
それもそのはず。
…なぜか私をかけてサッカー対決をすることになったんやから。
楽しそうに話しているクラスメイトをぼーっと見つめる。
しばらくすると先生が入ってきて。
それと同時に席に戻り始めるクラスメイト。
「よし!じゃあホームルーム始めるぞ!」
なぜかやる気満々の先生を冷たい目で見る。
ホームルームをしているのにも関わらず、
後ろを向いたり話をしたりで騒がしい教室。
ふと後ろを振り向いてみると
朝からずーっと机に突っ伏せている藤井くん。
「げほっ…げほっ……」
そんな藤井くんは朝から咳払いや咳をしたり。
少し心配やったけど。
風邪なんかな…と思いあまり気にせず前を向いた。
.
私の目の前で怒っている表情の菜奈。
その理由はすぐに分かった。
「A!
何でバスケ部レギュラーやのにバレーボールなんかやっとんねん!
お前はあほなんか!馬鹿なんか!」
バスケットボールを持った菜奈にそう言われて。
『だって…バスケあるとか知らんかったし』
「嘘つけ!
Aのことやから絶対楽なやつ入ったやろ!」
そんな菜奈には私の言い訳などお見通し。
『出来る限り楽なやつ入ろうと思ったらこうなってん…』
「はぁ…しゃーないなぁ。
ここは私が優勝しとくから。
その代わり、バレーボール勝ってや。」
そう言った菜奈に心から感謝。
でも…私に勝てるんかな。
「まぁ、Aはサッカー対決も観戦せなあかんもんな!
どっちがAの王子様になるんやろぉお!」
目の前で目がハートになっている菜奈はスルー。
『バレーボール絶対勝ってくるから!』
「おう!バスケも絶対勝つからな!」
そんなやり取りを交わし。
軽く菜奈とハイタッチをした。
軽く時計に目をやれば、始まる五分前を指していて。
私は急いで体育館へと向かった。
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りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2018年5月24日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - はい! (2018年5月22日 16時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。読者様のペースについていけるように頑張ります。なるべく早く書きたいなぁ…と思いながら頑張りますね。 (2018年5月22日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 良かったです!りってぃさんのペースで(●'д')bファイトです! (2018年5月21日 18時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» あわわ…そう言ってくださって本当に嬉しいです。私自身も続編作りたいなぁ…と思っていたのですが、もう一つの作品の続編を作ることになって。そちらの作品も大好きですが狼くんの方も書きたかったのでそう言ってくださる人がいて嬉しいです。頑張りますね。 (2018年5月21日 17時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りってぃ | 作成日時:2018年2月17日 11時