狼くん18. ページ18
お昼休み。
久しぶりに菜奈と屋上で昼食。
お互い忙しかったせいか最近はあまり一緒にいられなかった。
そして…私の目の前で大爆笑する菜奈。
その原因は…私が藤井くんの話をしたせいで。
藤井くんと仲良くなったといえばお腹を抱えて笑い始めるし。
「A…ある意味すごいわ！」
『いやいや…どういうことや！』
笑いながら話し始める菜奈に軽くツッコミを入れる。
…きっと菜奈のことやから意味不明なこと言うんやろな。
「学校で藤井くんと話すのAだけって有名やし。
結構…付き合ってるとかいう噂も広まってんで。」
『えええ！何それ！…初耳やねんけど！』
菜奈の言葉に驚きを隠せない私。
付き合ってるってどういうことやねん。
「藤井くんってさ、よく顔を伏せるやろ」
『ああ…机に突っ伏せるやつな』
菜奈に言葉に軽く納得。
やって…私が見たときは絶対机に突っ伏せてるし。
あれをすれば寝てるか、だるいかの二択やろうな。
もしくは…私との会話終了の合図。
「あれさ…藤井くんの照れ隠しやと思うねん！」
『ちょ…意味分からんこと言わんといて！』
意味不明なことを言う菜奈。
照れ隠し…って何やねん。
「多分Aが藤井くんのこと褒めたら
きっと恥ずかしくなって顔を伏せると思うわ。
…ぜひ試してみてや。」
そう言ってどこかにやにやする菜奈。
藤井くんに限ってそんなことがありえるのか。
私の中は疑問でいっぱいだった。
.
五限目。
この時間は自習のため、
少しだけ教室がざわざわしている。
ぼーっとしていると後ろから肩をとんとんとされて。
慌てて振り返ると机に肘をついてだるそうな藤井くんが。
『…どうしたん？』
「ん…何もない。
…呼んでみただけ。」
いやいや…何やねん。
それと同時に…菜奈の言葉を思い出して。
藤井くんを褒めたら本当に机に突っ伏せるのやろか。
『藤井くんって…優しいよな。
話しかけやすいし、お礼とか言ってくれるし。』
「えっ……」
少しだけ褒めてみる。
するとどこか目を丸くして驚いてる藤井くん。
そんな藤井くんは少しだけ顔を赤くして机に突っ伏せてしまった。
ふと菜奈の方を見るとにやにやしていて。
やばすぎる展開に驚きが隠せなかった。
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りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2018年5月24日 16時) (
レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - はい！ (2018年5月22日 16時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。読者様のペースについていけるように頑張ります。なるべく早く書きたいなぁ…と思いながら頑張りますね。 (2018年5月22日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 良かったです！りってぃさんのペースで(●'д')bﾌｧｲﾄです！ (2018年5月21日 18時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» あわわ…そう言ってくださって本当に嬉しいです。私自身も続編作りたいなぁ…と思っていたのですが、もう一つの作品の続編を作ることになって。そちらの作品も大好きですが狼くんの方も書きたかったのでそう言ってくださる人がいて嬉しいです。頑張りますね。 (2018年5月21日 17時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2018年2月17日 11時
