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狼くん15. ページ15

お昼休み。








今日は生憎の雨。

そのため、屋上ではなく教室で昼食。




菜奈と何気ない話をしながら

目の前にあるお弁当を口に運ぶ。







「そういえば…Aって彼氏とか作らへんの?」


『いやいや…まだ彼氏も出来たことない菜奈に言われてもなぁ。』



「Aもやろうが!」



そんなどこか怒り気味の菜奈を後目にウインナーを食べる。






彼氏か…そんなん考えたこともなかったな。

もう高校生やし、彼氏おってもおかしくないよな。









『私もそろそろ彼氏作らなあかんな』



そう呟くと同時に私の頭に乗ってきた長い腕。






「Aが彼氏?

そんなん出来るわけないやん?」



頭の上から聞き覚えのある声が聞こえてきて。

顔を上げるとそこにはにやにやしている小瀧。





そんな小瀧を百発ぐらい殴りたい気持ちや。








『私やって頑張ったら出来るし!』


「そういえば…藤井くんとはどうなったん?」



突然、話を変えた菜奈。

そんな菜奈はなぜかにやにやしていて。





私は慌てて藤井くんの席を確認。

藤井くんおらん…良かった良かった。









「え…藤井って藤井流星やんな?」


「そうそう!最近何気に仲良いねん!」



驚く小瀧となぜか"仲良い"と説明する菜奈。

だから…ちゃうねんって。








「そういえば一限目のとき…藤井からなんか貰ってなかった?」



そんな小瀧の言葉にびくっとしてしまう。

やっぱり…あのときの見られてたのか。







『藤井くんのノート書いてんねん』


「それ…ただのあほやん」



私がそう言うとどこか驚いた様子の小瀧。







ついに…小瀧にばれてもうた。








そんな私は少しだけ罪悪感に襲われていた。









.





五限目。






昼食の後の授業はどうも眠たい。

そんな私は机に肘をついて何とか授業を受ける。







すると後ろから肩をとんとんと叩かれて。

ああ…そういえばノート返してへんかったな。




そう思った私は慌てて後ろを向いてノートを手渡した。








「ほんまに助かる。

……ありがとう。」



そう言った藤井くんはそのまま机に突っ伏せてしまった。

久しぶりに藤井くんにお礼を言われたかも。







ふと小瀧の方を見ると思い切り目が合って。








そんな小瀧は分かりやすく"ばーか"と口パクをしてきて。









さらにべーっと可愛らしく舌を出してきた。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 藤井流星 , 一匹狼   
作品ジャンル:恋愛
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りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2018年5月24日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - はい! (2018年5月22日 16時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。読者様のペースについていけるように頑張ります。なるべく早く書きたいなぁ…と思いながら頑張りますね。 (2018年5月22日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 良かったです!りってぃさんのペースで(●'д')bファイトです! (2018年5月21日 18時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» あわわ…そう言ってくださって本当に嬉しいです。私自身も続編作りたいなぁ…と思っていたのですが、もう一つの作品の続編を作ることになって。そちらの作品も大好きですが狼くんの方も書きたかったのでそう言ってくださる人がいて嬉しいです。頑張りますね。 (2018年5月21日 17時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りってぃ | 作成日時:2018年2月17日 11時

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