狼くん12. ページ12
あれからレギュラー決めに真剣に取り組んで。
…ドリブルもシュートも華麗に出来たと思う。
そんなこともあってか、
一年のレギュラーに私と菜奈が見事に選ばれた。
「Aお疲れ…！」
『菜奈もお疲れ！』
そう言いながら体育館裏のベンチに腰掛ける。
菜奈とレギュラー入りできてほんまに良かった。
…正直少しだけ諦めかけてたから。
頑張れば、努力すれば…叶うことやってあるんやな。
≪ …バスケ頑張れよ ≫
それと同時に頭に浮かんだ藤井くんの言葉。
私はそんな藤井くんの言葉に疑問でいっぱいだった。
藤井くんに部活のことを話した覚えはないし。
私がバスケ部ってどこで知ったんや。
そんな私は菜奈にゆっくりとそのことを話した。
.
あれから菜奈に相談。
私の話を聞き終えた菜奈は「そんなことが」と言った。
『藤井くんは…何で私がバスケ部ってこと知ってるんやろ』
「確かに…謎やな」
私の言葉に素直に納得する菜奈。
ほんまに謎すぎるやろ。
そう思っていると、
「そういえば」と菜奈が口を開いた。
「今思い出したんやけど、
六月ぐらいに私が教室に忘れ物したときあったやん？」
『ああ…部活の練習中に忘れ物したときな』
淡々と六月のことを話し出す菜奈。
そんな菜奈の話に小さく相槌を打つ。
「そのとき…教室に入ろうとしたら藤井くんがおってさ。
何してんのかなって思いながら覗いたら、
窓の外をぼーっと眺めててさ。」
『……うん』
「しかも藤井くん…体育館の方見ててさ。
その日って体育館はバスケ部だけやったやん。
やから…バスケ部のこと見てたんちゃうかなって。」
『そうやったんや』
まさか私が知らん間にそんなことがあったとは。
『そんなんたまたまやろ』
「そうなんかなぁ…」
私の言葉にどこか納得がいかない顔をする菜奈。
よりによって藤井くんが…ありえへん。
軽く首を振りながらミネラルウォーターを一口飲み込んだ。
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りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2018年5月24日 16時) (
レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - はい！ (2018年5月22日 16時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます。読者様のペースについていけるように頑張ります。なるべく早く書きたいなぁ…と思いながら頑張りますね。 (2018年5月22日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 良かったです！りってぃさんのペースで(●'д')bﾌｧｲﾄです！ (2018年5月21日 18時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 有香さん» あわわ…そう言ってくださって本当に嬉しいです。私自身も続編作りたいなぁ…と思っていたのですが、もう一つの作品の続編を作ることになって。そちらの作品も大好きですが狼くんの方も書きたかったのでそう言ってくださる人がいて嬉しいです。頑張りますね。 (2018年5月21日 17時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2018年2月17日 11時
