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その日の夜。
大学を終えた私はあちこちのコンビニやスーパーに行ってアイスを探しまくって。
やっと一箱手に入れたときにはもうすっかり辺りは真っ暗だった。
家の中に入ってとぼとぼとリビングへ向かえばキッチンに望さんが立っていて。
そんな望さんは私を見るなり"遅かったやん"と言っていた。
……誰のせいやと思ってるねん。
『あの…これ約束のアイス……』
そう言って望さんに紙袋を見せれば望さんはいとも簡単に紙袋を奪い取って。
ガサガサと紙袋の中を見た望さんはアイスを取り出していた。
「…このアイス何？」
『あ、それは私の大好きなアイスでついでに買って……』
「ふーん」
『え！あ！ちょ！！食べないでください！！』
たまたまコンビニに売っていて思わず買ってしまった自分へのご褒美のアイス。
そんなアイスを目の前の望さんは平然とした顔でパクッと食べていた。
"な、何で食べるんですか！"と言った私にどこか馬鹿にしたように笑う望さん。
そんな望さんは悪魔のようだった。
明らかにテンションが下がった私を見た望さんはどこか楽しそうに笑っていて。
そんな望さんは"これもらうわ"と言って紙袋の中から私が買ってきたプレミアムアイスを取り出していた。
……私のじゃなくてそれを食べろよ！！！
そんなことを思っているとお風呂から上がってきた大毅さんがやってきて。
私たちを見るなり"おっ！仲良しやな！"なんて言っていた。
『大毅さん！このアイス好きでしたよね！』
「ええ！買ってきてくれたん！」
『照史さんの好きなアイスも買ってきました！』
「うっわ、照史のアイス死ぬほどカロリー高そうやん」
そう言って大毅さんと照史さんのアイスを冷凍庫の中に入れれば
大毅さんは"ほんまにありがとうな"と言って頭をぽんぽんとしてくれて。
それと同時に後ろから手が伸びてきてその手はそのまま大毅さんの腕を掴んでいた。
「望…いきなり何するねん」
「……別に」
どうやら私の撫でている手を強引に掴んだらしい。
"びっくりした…"なんて言っている大毅さんは明らかに動揺している様子だった。
『大毅さん、良かったら後で一緒にアイス食べ……んぐっ』
そう言おうとすれば突然望さんに食べかけのアイスを強引に口に詰められて。
どこか不機嫌そうな望さんはそのまま部屋へと戻っていってしまった。
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りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» 返信ありがとうございます(T_T)まだまだ先は長くなりますが頑張っていきたいと思います！優しいお言葉励みになります(;_;)！ (2020年11月23日 15時) (
レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - りってぃさん» いえいえ！！これからも是非頑張ってください！応援してます！ (2020年11月22日 11時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» わわわっ....神山担さんの方にもきゅんきゅんしていただけて本当に嬉しいです....！(笑)素敵なコメント残していただき本当に嬉しいです(T_T)これからも更新頑張りますね！ (2020年11月21日 23時) (レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 毎回ドキドキさせてもらってます、(神山担)余りにもドキドキしすぎてコメントしました！これからも頑張ってください！ (2020年11月20日 19時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ナツコさん» すぐに飛んできてくださりありがとうございます！(笑)書きたいことがたくさんあって2まで続くことになりました！(^^)そう言っていただけて嬉しいです！パート2でもお付き合いよろしくお願いします('_')！ (2020年11月16日 17時) (レス) id: 4df73778e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2020年10月20日 22時
