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翌日。
昨日望さんは夜中まで私のレポートに付き添ってくれて。
そのおかげでレポートを完成することができた。
望さんには感謝してもしきれない。
…また助けてもらった。
『よし、あとはこれを提出するだけ…ってあれ？』
大学に到着して鞄の中を漁るとなぜかないレポート。
そうやった、机の上に置きっぱなしにしてたんやった。
一気に血の気が引いていくのが自分でもよく分かった。
どうしよう、せっかく完成させたのに。
…望さんが夜中まで付き合ってくれてやっとできたレポートなのに。
溢れてきた涙をグッと堪えた。
『ん…なんか外が騒がしい？』
部屋の外がやたらと騒がしくて。
ちらっと確認すれば誰かが女の子たちに囲まれていた。
うわ、大変やなぁ。
そう思っていると女の子たちの群れをかき分けて出てきたその人。
『……え』
「…ったく、何でここでも女に囲まれなあかんねん」
そう呟いた望さんは私を発見するなりズカズカとこちらにやってきて。
そのまま私の目の前にレポートを差し出していた。
『な、なんでっ……』
「照史が届けに行けって」
『本当にありがとうございます…』
「どうせピーピー泣いてたんやろ、お前のことやから」
"そんなことで泣くな"そう言った望さんはレポートで私の頭をペシッと叩いて。
そのまま強引にレポートを手渡してきた。
ピーピーって…そんなに泣いてないし。
ここの大学まで結構遠いのにわざわざ来てくれたんや。
…何だか胸が温かくなった。
でもその度に少しだけ望さんが心配になる。
いつもの望さんじゃないみたいで。
私はこんなに望さんに優しくされていいのかな。
「おい、アイスの写真送っといたから帰りに買ってこいよ」
『えっ…いつの間に連絡先……』
家族のグループメールから私のこと追加したのか。
私と望さんのメールにはアイスの写真が一枚送られていた。
『げっ…！1000円…！！』
箱入りプレミアムアイス1000円、しかもこれレアものやから探し回らんと見つからへんやん。
……全然優しくなかった。
悶絶する私に望さんは馬鹿にしたようにペロッと舌を出していて。
そのまま去っていく望さんの背中は悪魔のようだった。
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りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» 返信ありがとうございます(T_T)まだまだ先は長くなりますが頑張っていきたいと思います！優しいお言葉励みになります(;_;)！ (2020年11月23日 15時) (
レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - りってぃさん» いえいえ！！これからも是非頑張ってください！応援してます！ (2020年11月22日 11時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» わわわっ....神山担さんの方にもきゅんきゅんしていただけて本当に嬉しいです....！(笑)素敵なコメント残していただき本当に嬉しいです(T_T)これからも更新頑張りますね！ (2020年11月21日 23時) (レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 毎回ドキドキさせてもらってます、(神山担)余りにもドキドキしすぎてコメントしました！これからも頑張ってください！ (2020年11月20日 19時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ナツコさん» すぐに飛んできてくださりありがとうございます！(笑)書きたいことがたくさんあって2まで続くことになりました！(^^)そう言っていただけて嬉しいです！パート2でもお付き合いよろしくお願いします('_')！ (2020年11月16日 17時) (レス) id: 4df73778e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2020年10月20日 22時
