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足に力が入らなくなってただただその場にしゃがみ込む私。
はぁ……怖かった。
「何してんねん、お前」
『あ、あの…私のことは気にせず先に戻っててください』
相変わらずいつもの冷たい目で私を見下ろしている望さん。
そんな望さんにそう言えば望さんはどこか気まずそうに頭を掻いていた。
今日奈美さんを家に呼んだのは別れを告げるためやったんや。
それやのに…勝手に望さんが奈美さんを好きとか勘違いして私めっちゃ恥ずかしいやん。
とことん恋愛に向いていないなぁ…なんて思いながら顔を上げるとなぜかまだ望さんがいた。
『さっきは余計なことしてすみませんでした…』
「いや…別に……」
もしかして私がまた余計なことしたから怒ってるとか？
慌てて謝っても望さんから返ってくる言葉は微妙なものだった。
不思議に思って"戻らないんですか？"と聞けば望さんは少し怒ったような顔をして。
そのまま"今から戻ろうと思ってたし"と言ってそそくさとリビングへ向かっていった。
「早く戻ってこいよ」
一瞬振り返ってそう言った望さんは何だかいつもの望さんと少し違うように思えた。
.
あれからあっという間に夜になって。
夜は家の庭で花火をすることになった。
この時期に花火をやるっていうのも珍しいけど。
どうしても照史さんがやりたいというもんだから仕方ない。
「はい、Aちゃん」
『あ、ありがとうございます……』
大毅さんから花火を手渡されて。
受け取ろうとした花火はそのまま横からすっと奪い取られてしまった。
慌てて隣を確認すればなぜか望さんがいて。
そんな望さんは花火に火をつけていた。
「え、望も花火やるんか？」
「俺やらんって言った覚えないけど」
戸惑った様子の大毅さんに望さんはそう言い返していて。
"でもいつもこういうの参加せえへんから…"と言った大毅さんは相当焦っているようだ。
……もちろん私も。
望さんが何を考えているのか分からなくて少し怖い。
なるべく望さんと離れた場所で一人で線香花火をしていると隣に誰かがやってきて。
大毅さんかな…と思い慌てて隣を見ればなぜか望さんがいた。
…な、な、何で望さんが私の隣に？
"何やねん、その顔"と言いながらじっと見つめてくる望さんにどうしていいか分からなくなった。
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りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» 返信ありがとうございます(T_T)まだまだ先は長くなりますが頑張っていきたいと思います！優しいお言葉励みになります(;_;)！ (2020年11月23日 15時) (
レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - りってぃさん» いえいえ！！これからも是非頑張ってください！応援してます！ (2020年11月22日 11時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» わわわっ....神山担さんの方にもきゅんきゅんしていただけて本当に嬉しいです....！(笑)素敵なコメント残していただき本当に嬉しいです(T_T)これからも更新頑張りますね！ (2020年11月21日 23時) (レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 毎回ドキドキさせてもらってます、(神山担)余りにもドキドキしすぎてコメントしました！これからも頑張ってください！ (2020年11月20日 19時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ナツコさん» すぐに飛んできてくださりありがとうございます！(笑)書きたいことがたくさんあって2まで続くことになりました！(^^)そう言っていただけて嬉しいです！パート2でもお付き合いよろしくお願いします('_')！ (2020年11月16日 17時) (レス) id: 4df73778e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2020年10月20日 22時
