目覚めた先には何がある。【僕のヒーローアカデミア】【文豪ストレイドッグス】 (ページ6)

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５話ページ6

彼女の口から聞こえたその言葉、すると彼女の周りに多くの文が出てきた。

これが"異能力"………!!!

『カッコいい…』

「感心している場合か？」

いつの間にか目の前には彼女がいた、

『しまった……！！』

異能力に感心している場合じゃない。

僕は慌ててその場から離れた。

しかし、

「それも把握済みだ。」

その場から離れたとしても彼女から離れることはできなかった。

『何で……!?』

「さて、何故だと思う？」

くっ………個性を使うしかないのか……？

でも、できればあの個性は使いたくない。

「がら空きだ。」

『ガバッ！』

蹴られた、しかも結構痛い…!!

「個性というものは使わないのか？」

『できれば使いたくない、です。』

「そうか」

次は足を狙われた。

これもやられ

僕は何もできないままだった。

「私は何も此処の事は知らない。だから、少年が何に悩んでいるのかなんて全くわからない。」

僕は元々は無個性だったです。

そんなことが言えたら、少しは楽になるだろうか。

母にも誰にも話してない、この個性。

あの、憧れの超カッコいいあの人から"受け付いた"個性。

今までは無個性として生きてきて、個性に憧れ羨ましく思っていた。
けど、あの無個性の僕はもういない。

やっていけるのだろうか、この個性を使い続けることは。
なんなら、もっと個性のいい人に受け付かせる方が良かったんじゃないのかな。

そう言ったら答えてくれますか、オールマイト。

____________

ﾊﾞﾝｯｯ！！

『い"ったｯ……!!!!な、なにするんですか！』

何故かビンタされた。

「頬を叩いた。少年、何に悩んでいるか知らないが"過去は変えられない"その事は知っておけ。」

そんなことくらい………

『知っている…』

「知っているなら、"未来を変えることが可能"だってことも知っているよな？」

勿論それも知ってい……ル……？

知っている、知っているけど……

あれ、忘れてた……？

「過去なんて変えられないぞ、少年。お前は何故此処にいる！？何のためだ！？

叶えるための夢があるからじゃないか…_？」

『ｯ………!!』

知っていたのに忘れてた。

"僕はヒーローになるためにここにいるんだ！！"

「私の異能力は未来を見ることができる。さぁ、少年。"私の見る未来"を変えてみろ。」