Cursed story～呪いの少女と呪われたお嬢様～ (ページ10)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:4,111 hit

Chapter8～Shadow side～ページ10

我はいつだってシリキ様の役に立ちたいのじゃ。

我にとってシリキ様絶対的存在であり神のような方であったから、シリキ様の期待に答えたいのじゃ。

だから言われた事はきちんとやり、ずーっといい子でいてるぞよ。

シリキ様こそ皆に恐れられる存在であり、慕われるべき存在。でもアイツらはシリキ様を侮辱したのじゃ。ただの呪いの偶像だとか言って……。

『呪いの偶像だと？………馬鹿馬鹿しい！！』

ハリソン・ハイタワー3世。奴と出会うまでシリキ様をこんなに恐れず、しかもこんなに呪いを馬鹿にする奴は見た事なかったぞよ。今までは、どの民族達もシリキ様を凄く恐れており馬鹿にするなんて人は全然いなかったのじゃ。

聞いた話によると………ハリソン・ハイタワー3世はシリキ様をコレクションしようとする前から遺跡などから様々なものをとってコレクションしていたそう。でも、所々壊れてたり扱いが酷くもしシリキ様とアイツが出会ってなくても神の怒りにふれて呪われたと思うのじゃ……。

『シリキ・ウトゥンドゥの目がああああああああ！』

……まあアイツはもうここにはいないし二度と見ることもないじゃろうから文句を言っても意味がないぞよ。アイツは…アイツの魂は繰り返す……エレベーターから落ちたあの日を永遠に……。

そしてテラーやベアトリス達の願いは叶わないぞよ。彼女達はまだハイタワー三世がまた戻ってくる事を信じているのじゃ。

まあ………まず、他人を心配する前に自分を心配した方がいいぞよ。次のターゲットが自分達なのじゃから。まあ、そんな事アイツらに言っても信じないじゃろうが…。

リクルート活動に参加したのだって……実際テラーの監視強化が目的なのじゃから。まあ、あと最近シリキ様はヴィランズに興味がおありなようじゃからヴィランズ観察も大切なお仕事なのぞよ。

まあ、そんなわけでシリキ様の為にも任務続行。まさか、テラーが我の事が大っ嫌いなのに参加したのが意外だったのじゃ。まあ、参加してくれた方がこちらとしては有難いのぞよ。

「ってわけで！軽ーく自己紹介をするのじゃ～！」

………我は今日も超絶イケてる最高の笑顔で元気よくそう言うとテラーが冷たい目で我を見てくる。そんな目で見てくるな！！！

「さっきも言った通り我はシリキ・ウトゥンドゥ様の手下のシャドウぞよ～！そっちのテラーとは……犬猿の仲なのじゃ～！呪いとかは信じていればかけないのじゃ～」

よ～し！ちゃんと自己紹介出来たのじゃ～！