06 ページ6
朝のHR後、いつものように八乙女くんの席に座る。
「大貴、眠いんでしょ。」
昨日の夜、課題が終わってないとかで、黙々とやっていたのを思い出す。
机に突っ伏したまま、テキトーに返事をされた。
大貴、意外と頑張ってたもんな…。
「…ちょっと、そこ。」
すると、なかなか聞き覚えのない声が後ろから聴こえた。
ゆっくり振り向くと、八乙女くんが立っていた。
いつもは遅刻してくるのに、今日はめずらしい。
「ごめんね。ここ、八乙女くんの席だったよね。」
「ありがと。」
眼鏡をかけている八乙女くんの姿に心臓が大きな音をたてた。
「あ、Aさん。
今日一緒に帰ろうよ。」
「え、あ…うん。」
後ろからの大貴の視線が背中を刺して痛いけど、OKを出した。
「じゃあまた放課後ね。」
…彼もまた、何を考えているのか分からない。
クラスのムードメーカーのようであり、
胸の中に深い闇を抱えていそうであり。
…私みたいに、誰にも言えないような。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 550人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瀬奈(プロフ) - *望月 柊菜*さん» お久しぶりです、気付かれるかわかりませんが一応コメント残しておきます。次とその次の日曜に部活の用事ができてしまい、夜しか来られなくなってしまいます… とりあえず、平日夜は暇なので、時間がありましたら、またコメントお待ちしています！ (2017年5月23日 22時) (
レス) id: 039feb8e33 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - *…JUMPの橙神担…*さん» コメントありがとう！ちょくちょくコメントくれて嬉しかったー！うん♪こちらこそ、よろしくね！ (2017年5月14日 22時) (レス) id: 039feb8e33 (このIDを非表示/違反報告)
*…JUMPの橙神担…* - 瀬奈さん» 完結おめでとう！ すっごくおもしろかった！ これからもよろしくね♪ (2017年5月14日 21時) (レス) id: 11f97d0fd8 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ななみんさん» コメントありがとうございます！ですね、JUMPに会いたいです…笑 留学されてるんですか！すごいですね…憧れます！ありがとうございます。妄想を詰め込みましたが楽しんでもらえていたようで嬉しいです。頑張ります！ (2017年5月14日 17時) (レス) id: 039feb8e33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！そして、ツアー行けるといいですね！！(*´u`)私はせっかくはじめて私の住む街にJUMPが来てくれるのに、まさかの留学中で泣きました笑笑とにかく、本当に作品の方楽しませてもらいました(*^-^)これからも頑張ってください！ (2017年5月14日 16時) (レス) id: 949b872431 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
