ポジティブメーカー 2【SVT】 (ページ6)

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探偵の手帳には、8月7日に副会長と検事が会っていたと書かれていた。でもどんな関係かまでは分からないと。
今のところ2人とも殺されたことくらいしか共通点はない。
頭を悩ませているところにシュアオッパが来た。ホシが怪しいと声を上げた。まあ、確かにずっと何かを探してるもんね。

人が集まりだした頃、再び電気が消え出す。
そして3人目はウジが消えていた。
うーん、いつも像の前にいるのにいつ無くなってるのか分かんないな……。

散り散りになって手がかりを探す中、私はシュアオッパの後ろをついて行った。今怪しい動きをしているのは、シュアオッパとウォヌとドギョムだ。探している場所を見る限り、あまり大きくなくて薄っぺらいものの可能性が高い。じっと後ろについて観察していると、振り返ったオッパがその近さに驚いて声を上げた。

JS｢わ、いつからいたんだ｣

｢ウジがいなくなってからですかね。3人で組んで何を探しているんですか？多分3人とも目的は同じでしょう？序盤からずっと探してるけど見つからなくて困ってる｣

JS｢皆手がかりを探してるだろう？｣

｢はい、そうですね。でも、3人は明確に探し出すものの検討がついていますよね。他は闇雲に手がかりを探しているので大きさや見た目の検討がないんですよ。だけど、3人は似たような場所を探しているんですよ。多分あまり大きくなくて、紙のようなものを｣

JS｢なぜそう言いきれる？｣

｢………言及するつもりは無いですよ。まだ殺す動機が3人は薄いから、真犯人だとは疑ってませんし、何かミッションがあるんだろうなと思ってるだけです｣

オッパは大幅に表情を変えることはなかったけど、反応から見て紙のようなものを捜してるのは間違いないと思う。でもって、ゲームが始まってからの殺人は関係なさそうだ。しかし、重要なヒントを握っていそうなものだけれど、口を割らせるのは難しいかもしれない。

そう考えている時、ウォヌが皆を呼ぶ声が聞こえた。
何だろうと部屋を出れば、エレベーターに死体が。顔を赤い蝋燭の蝋で潰されている。
閉まっていたエレベーターが今更開くなんて何事だろうか。
そして、死体を探せば遺言状が出てきた。名前はPark Taesanだ。