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ジスとスンチョルはAが思ったよりも元気そうだったこと、特に大きな事態にはならなかったことを確認すると、久々なんだから2人で帰ったらと提案してくれた。


Aはというと、じゃあそうさせてもらおうかなと珍しく俺に意見を聞くことなく言い切って2人とは別れた。


それよりも、冷静になってみれば俺、A本人に告白してないのに好きだって言ってしまったけどどうしようか。


いや、本心だし近い内には言うつもりだったけど。


「ごめんね、巻き込んじゃって」


グルグルと考えていれば、Aが不意にぽつりと零した。


JH「いや、巻き込んだのはむしろ俺のせいっていうか。…それに、早く気付けなくてごめん」


「それこそジョンハンくんのせいじゃないよ」


でも、そう続けようとした言葉をAは人差し指を俺の口に触れるか触れないかの位置にそっとあてて塞ぎ止めた。


「私、ジョンハンくんが来てくれた時に無条件に私のことを信じるって言ってくれて凄く嬉しかったの。ありがとう、信じてくれて」


そう言って、Aは俺の方へと真正面から向き合い、足を止める。


信じるのなんて、そんなの当然なのに。


JH「本当はカッコ良く助けたかったけど」


「ふふ、私結構気が強いの。がっかりした?」


JH「いや、かっこよすぎて俺のがときめいた」


それは嬉しいかも、と笑うと、Aが優しい瞳のままで俺の手を取り、指先をぎゅっと握る。


「明日の朝、ちょっと早いんだけど8時に学内個展をしたところに来て欲しい」


じゃあ、もうすぐで家だからここまでで、そう言いAは何も言えないでいる俺を置いて、振り返ることなく街灯が柔らかく照らす住宅街へと紛れた。

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moco(プロフ) - はじめまして。引き込まれて夜中まで一気に読んでました^^;素敵なお話ありがとうございました♪続編もお待ちしています(*^^*) (2021年11月4日 19時) (レス) @page50 id: b8fe820ef0 (このIDを非表示/違反報告)
しろもち(プロフ) - そのさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです😭貴重なお時間を割いて感想を書いてくださり本当にありがとうございます! (2021年10月19日 13時) (レス) id: 726cd132f0 (このIDを非表示/違反報告)
その(プロフ) - はじめまして。この作品を読んでとてもあたたかい気持ちになりました。私はジョンハンペンなのですが、切なく儚く恋しい青春の1ページを切り取ったようなこんな素敵な作品に出会えて、大好きなお話がまた一つ増えました。また他のお話も楽しみにしています☺︎ (2021年10月19日 10時) (レス) @page50 id: c07bdef56b (このIDを非表示/違反報告)
しろもち(プロフ) - つな缶の神様さん» 久々に小説を書き、めちゃくちゃドキドキしながら投稿したので、そう言っていただけて嬉しいです!こちらこそ貴重なお時間を使って読んでコメントまで残してくださってありがとうございます! (2021年10月14日 18時) (レス) id: 726cd132f0 (このIDを非表示/違反報告)
つな缶の神様 - とても続きが気になります!素敵な小説を書いてくださって、ありがとうございます! (2021年10月14日 18時) (レス) @page8 id: cd2586cfeb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろもち | 作成日時:2021年10月14日 9時

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