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「とにかく、おれたち
「アイアイ！任せて！」
「それじゃ！」
『待っ………う"っ！』
「あ！安静にしてなきゃダメだよ………！」
急激な痛みに顔をしかめ、去りゆく2人に伸ばした手は地面に落ちた。
今、なんか大事なことが聞こえた気がしたんだけど………気のせい、だよね。頭痛のせいで頭がおかしくなったのかな。
『はあっ、はあっ………』
「
完全に力が入らなくなった身体を白クマが支えてくれている。申し訳ないと思いつつも、私は彼に身を委ねた。
ほんの少しでも気を抜けば、すぐにでも意識が飛びそうだったから。
『う"………あ"あ"………っ！！』
内側から直接骨を殴られてるような激痛。
身体が四方に引きちぎられそうで、本能的に恐怖を覚える。叫びだしたい衝動に駆られた私は何度も口を開いた。
だけど………
「
白クマは涙目になりながらも、私が気を失わないように声をかけ続けてくれていた。
そんな彼に、これ以上の負担はかけられない。彼らの船長さんが来るまでは、なんとか意識を保っていないと。
『っ………』
痛みに耐えている間、身体の至るところに白い痣が増えていく。それに伴って、本来の皮膚の色が少しずつ消えていった。
徐々に真っ白になる腕を見て、ふとフレバンスの光景が頭によぎる。
『………白い鉛、が、もたらす、のは………一時、の、栄華………あとはただ、朽ちゆく、だけ………』
薄れかける意識の中、口から自然に言葉がこぼれた。珀鉛病で命を落とした人たちも、こんな痛みと闘ってたのかな。
『………ホワイトモンスター、か………』
「え？今、なんて_____」
「おい、ベポ！」
「あ、
聞こえてきた声に白クマは安堵の表情を浮かべた。おそらく、さっきの2人が呼びに行った船長さんが来たんだろう。
『(………良かった)』
白クマにつられて私も安堵の息を吐く。嬉しそうな白クマの顔を見たら、無意識に気が緩んでしまったらしい。
それがいけなかった。
『っ』
かろうじて保っていた気力はとうとう限界を迎え、船長さんの顔を見る前に、私の意識は深いところへと沈んでいった。
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うさこ - 続き楽しみです (11月2日 4時) (
レス) @page29 id: acedfd8679 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？出来れば、トラファルガーローオチでお願いします🥺続き待ってます。頑張って下さいね。 (8月20日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - もう、書いていただけないのでしょうかぁ… (5月1日 19時) (レス) @page29 id: d3adcc0fb3 (このIDを非表示/違反報告)
*Noah*(プロフ) - ついに夢主を認識しましたか！キャプテンがこの後どうするのか、夢主ちゃんとどうなるのかすごく気になります！大変だとは思いますが、頑張ってください。応援してます！！ (2023年1月17日 17時) (レス) @page28 id: aaa7af5a28 (このIDを非表示/違反報告)
りりあさん。 - あ“あ”あ“あ”あ“続きまってますううう！！！！！！！ (2022年11月15日 21時) (レス) @page25 id: 60176f6c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャシャ猫 | 作成日時：2021年8月23日 0時
