CROWN BOY (ページ5)

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～Aside～

まるで意味が分からない。
こんなところに来る人間なんて、誰も

……いや、
リョウくらいしか居ないのに。

神様にハプニングを頼んだせいなのか。

でも紛れもなく、私の目の前には、
怖いほどに顔が整った美少年がたっている。

まさか

『……王子様？』

そう言うと、彼は驚いた顔をしてから少し考えて

「うーん……。そうなんかなぁ？」

と困った顔をした。

『貴方は、どこから来たの？なんて名前なの？』

私がそう聞くとヒラリと振り返って華麗にお辞儀をし、

「遠い国から貴方を探しに参りました。
ジョ……いや、タダヨシといいます。お姫様。」

そう言ってふわっと笑った。

『タダヨシさん……。
私はAといいます。よろしくお願いします。』

「こちらこそ、Aさん。」

私はとても嬉しかった。
一目惚れを、してしまったのかもしれない。

そんな風に考えていると
自分の頬が緩るむ事に気がついて下を向く。

ふふっ、と笑う声が聞こえて
タダヨシさんを見ると

彼も私と同じように
赤らめた頬を少し緩めて微笑んでいた。

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お久しぶりです。
新作、しっかりと設定していなかったこと
更新しなかったこと、すいませんでした。

カピバラ