星に願いを.. Ryosuke.y

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「もう一杯ちょーらいっ」


慧「だーめ。」



飲み始めて1時間が経った。





「あー...頭痛くなってきた」


涼介「...ったく、」




慧「1回トイレ行ってくれば？」


「うん..」






なんか吐きそう...


やっぱり飲まなきゃ良かった...




個室を1人抜け出しトイレへ駆け込んだ。






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「ハー..」


酔いが少し冷めた。

そろそろ戻ろ...






「あれっ..」



女子トイレのすぐ向かい、ケータイを見ながら壁に体重を掛け立つスタイルの良い見覚えのある顔..








「伊野尾くん..？」


慧「あっ、大丈夫？」



「うん。男子トイレなら向こうだよ..？」


慧「知ってる。Aちゃん待ってたの」


なんて少し微笑む彼。




「..そっか、ありがと。戻ろっか」









ｶﾞｼｯ___



腕に強い男の人の力が掛かる。





「伊野尾くん..？」


慧「ごめん、酒弱いの知ってて飲ませた」


「...え？」






___一瞬、悪魔のような彼が見えた。






慧「...もういいでしょ？」


「.....」



慧「山田の事好きなAちゃん、なんか辛そう」


「...もう好きじゃないっ」



慧「ほんとに？」


「っ、」

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