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「ねぇA、」
『なぁ゛にぃぃ』
泣きっ面のまま澄晴を見上げる。
「Aってさ、俺のこと好きでしょ？」
お得意の飄々とした笑みでそう聞いてきた。
その問いに、私は全力で首を縦に振った。
「アハハ！あの時と全く同じだね。
違うのは、Aが涙で顔面グチャグチャなとこだけ」
『うるさいなー！いつも一言余計！』
今日まで、この時まで、
たくさん自分の気持ちに嘘をついて、
たくさん我慢をしたけど、
もうその必要はない。
こんなにも私を支えてくれる人達と、
こんなに私を理解してくれる彼がいるから。
『あ、そーいえば』
「ん？」
『私がとりまると付き合ってるって噂。あれ流したの、澄晴でしょ？』
「アハ...バレた？」
『あんなクドい真似するの、あんたしかいないから』
「えー、だってAが京介とイチャコラして登校とかするからじゃーん。」
『それだけで付き合ってるって判断するな！！』
「いや、付き合ってるとは思わなかったよ。
妬いたから、ちょっと噂流してやろうと思って。そしたら思いの外流れちゃって焦ったよね(笑)」
『あの件で私がどれだけ頭抱えたか分かってんの？許さん！！』
「え〜、ごめんって。じゃーおあいこってことで、これはチャラ！」
『あんたのは意図的にやったことじゃん！絶対許さん！』
隊員が帰り、静かになった廊下には
私達２人だけの声が響きわたっていた。
Fin.
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seola(プロフ) - 霧夜さん» そうなんですか！そう言って頂けると書く側として熱意がこもりますね〜笑更新頑張ります！ありがとうございますm(_ _)m (2019年8月6日 21時) (
レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
霧夜(プロフ) - 私の昔と全く同じ展開で、つい自分に当てはめてしまうほど作品に入り込んでしまいます、、笑 更新頑張ってください！ (2019年8月6日 16時) (レス) id: 1bb3c88886 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - 渚 さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年6月18日 20時) (レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - 襲さん» いつもありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年6月18日 20時) (レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 更新頑張ってください (2019年5月20日 22時) (レス) id: cff17be18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seola | 作成日時：2019年3月11日 19時
