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「だから、離れようって決意した。
でも、それでもその前に俺の本当の気持ちは伝えておきたくて。
せめて伝えてから、離れさせてよ…」
そう言う澄晴の目には涙の膜が張っていた。
こんなにも感情を露わにする澄晴を見たのは
始めてだった。
涙を必死にこらえながら自分の気持ちを
伝える澄晴を見て、こんなにも辛い思いをさせていたと気づき胸が締めつけられる。
でもそれよりも、なぜか愛おしいという気持ちの方がさきにあった。
ずっと澄晴のことを分かってあげられない
自分が嫌で仕方なかった。
でも今、本当の澄晴が見れた気がして
ただ守りたいと思った。
ずっと遠ざけていたあの頃の本当の気持ちが
また私の中に生まれたのを感じた。
「…え、なんでAが泣いてるの、」
気づけば、流れた涙は止まらなくなっていた。
もう向き合っていいんだよね…？
もう逃げる必要なんてないんだよね、
ずっとこうなることを避けてきたけど、
もしかしたらこうなることを
待ち望んでいたのかもしれない。
『…澄晴、私本当はずっと分かってた。
澄晴の気持ちも、
自分の気持ちも。』
涙を拭い、しっかり前を見据えて
覚悟を決めるようにそう言った。
もう犠牲にするのは疲れた。
相手の気持ちも、
自分の気持ちも。
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seola(プロフ) - 霧夜さん» そうなんですか！そう言って頂けると書く側として熱意がこもりますね〜笑更新頑張ります！ありがとうございますm(_ _)m (2019年8月6日 21時) (
レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
霧夜(プロフ) - 私の昔と全く同じ展開で、つい自分に当てはめてしまうほど作品に入り込んでしまいます、、笑 更新頑張ってください！ (2019年8月6日 16時) (レス) id: 1bb3c88886 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - 渚 さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年6月18日 20時) (レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - 襲さん» いつもありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年6月18日 20時) (レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 更新頑張ってください (2019年5月20日 22時) (レス) id: cff17be18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seola | 作成日時：2019年3月11日 19時
