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「べ、別になにも話すことなんてないよな！？」
「お、おう！ただの噂話っていうか！」
ソイツらは目を泳がせて必死にそう言った。
『...あっそ。さっきから黙って聞いてたら根も葉もないでたらめなことペラペラ言ってたから
気になっただけ、なんでもない。』
「ま、まぁいろんな噂があるからな〜、なんにせよあんたに同情するよ。犬飼先輩と付き合ったのは間違いだったんだよ。きっと次はいい人に会えるって、」
ソイツらに背を向けた瞬間、そう言われまたゆっくり振り返った。
『待って、やっぱなんでもなくない...さっきからペラペラうるさいからこっちからも言わせて
もらうけど、まず澄晴と付き合ったことが間違いだったとか一度も思ったことないから。
それに、あんた澄晴のこと遊び人とか言ってたけど少なくともあんたよりはマシな人間だったよ？』
「...ッ！知るか！人が同情してやったのによ。」
私を睨んで2人組の片方がそう言う。
なんでさっきからそんな上から目線なの？意味わかんない。
『同情してほしいなんて頼んでないんですけど。あと、あんたするだけの友達がどうとかって
言ってたけど人のそういう話ばっかするやつほど経験ないんだよね〜。
あんた、さては童貞でしょ？』
「は、はぁ！？違ぇし！でたらめなこと言うなよ！」
頬を染めて焦りだしたのを見て、集まってきたギャラリーもクスクスと笑い出す。
『図星か...ってそんなことどうでもいいんだけどさ、私が言いたいことはまさにそれだよ。
でたらめ言わないでくれるかな？
今度また悪く言ったら、こんなんじゃ済まないからね。』
周囲の笑いものになって縮こまるソイツらを見下ろしてそう言った。
やっば...この人だかり私が集めちゃった感じ？
目立っちゃったな〜後で何か言われないといいけど。
そう思い、人だかりを見渡しながら栞を探していると
色とりどりの隊服の中で真っ黒な隊服がやけに目立つ2人組が目に入った。
...ウソ、でしょ？いつからそこに、
その人物がアイツだと分かると、焦燥感が一気に身を包んだ。
＊
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seola(プロフ) - 霧夜さん» そうなんですか！そう言って頂けると書く側として熱意がこもりますね〜笑更新頑張ります！ありがとうございますm(_ _)m (2019年8月6日 21時) (
レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
霧夜(プロフ) - 私の昔と全く同じ展開で、つい自分に当てはめてしまうほど作品に入り込んでしまいます、、笑 更新頑張ってください！ (2019年8月6日 16時) (レス) id: 1bb3c88886 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - 渚 さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年6月18日 20時) (レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - 襲さん» いつもありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年6月18日 20時) (レス) id: ce41eb2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 更新頑張ってください (2019年5月20日 22時) (レス) id: cff17be18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seola | 作成日時：2019年3月11日 19時
