再開した幼馴染が十一人 ページ12
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『なっ、なぁ晶…あの鳥……こっちに飛んできてねぇか!?』
「う、うん!?そうだね……!!」
『うわぁあ、ヤバくないか………
早く捕まえないと!!』
鳥はそのままの勢いで魔法舎の中に突っ切ってくる。
その場にいたクロエくん達が驚いていた。
「グー、キョキョキョ!!」
「わっ!? 軍艦鳥!?」
「いや…アレは…、人だ………。」
「魔法をかけられてるな。えい!」
フィガロさんが軍艦鳥に向けて魔法を放つと次第に姿が変わっていく。
「………っ!」
そこに現れたのは…
『えっ、貴方は茶髪の人!!!』
「クックロビンさん!!?」
「賢者様、 魔法使いさんたち!何ごろごろしてるんですか!?」
「え?だって、ここで待機って…。」
「もうパレードが始まっちゃいますよ!」
「どうしよう…急がなくっちゃ!
あれを詰めて、あっ…こっちも…。
あっ、ラスティカ!荷物用意した?」
「ふあぁ……。おはよう。
クロエは気が早いな、パーティはまだまだ先だよ。」
マ、マイペースが過ぎる…
『兎に角今遅れてるんだよね?急いで向かったほうがいいんだよね?』
「あぁ、王都までは俺が空を飛んで案内する。
クックロビン、 細かい手はずを教えてくれ。」
「え、ええと、首都の入り口で、アーサー殿下と合流。
パレード用の装飾馬車に乗り換えます。
城までの道には、みなさんを見ようと大衆が押し寄せています。
そこで、手など振って頂ければ……。」
「よし、わかった。行こう! おまえたち、俺について来い!」
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リンドウ - 読んでてとても面白いです!男主君のキャラも大好きです。応援しています! (2022年10月13日 20時) (レス) id: 1878ee5020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸福粉密輸ちゃん | 作成日時:2022年9月21日 17時