流星の絆１【Ariake Kouiti】 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:58,376 hit

１－４ページ4

功「なにやってんだよ」

泰「カレー食いに来たんだよ」

功「カレーならもっと安くてうまい店行けよ」

譲「どういう意味だよ」

泰「まずくて高いカレーが好きなんだよ
　つーかAに会いに来たんだよ」

「わたし？」

功「Aに会いに来るな。汚れる。」

「・・・どーゆーいみ？」

泰「汚れねぇよ！純白だろーが！真っ白だろーが！」

功「知ってるっつーの！
　・・・つーか借金返したのかよ」

泰「関係ねぇーだろ」

功「関係ねぇから頭に来てんだよ」

譲「いや、俺は大丈夫だから」

功「譲二さんからいくら借りてんだよっ！！」

譲「18万2206円。いいからいつでも。」

「・・・、」

テンポの速い会話がいったん止まる。

おにぃは皿洗い。

泰ちゃんはカレーをモグモグ。

功「バイトは、」

泰「行ってるよ！」

功「行ってねぇだろ」

泰「行ってねぇから
　ここでカレー食いながら中年の自慢話聞いてんだよ！
　うぜぇんだよ、てめぇは俺の保護者かよ！」

功「・・・保護者だよ。」

店内は静まり返る。

泰ちゃんも分かってるくせに・・・。

そんなこと思ってると

ジュゥーと焼くいい音が聞こえて

空気を換えるかのように譲二さんが口を開く。

譲「功一ちゃんとか嫉妬深そうだよね」

そんな様子を見て泰ちゃんが喋りだす。

泰「あぁ、兄貴の嫉妬は重いっすよ
　兄貴にとってセっクスは宇宙戦争だから」

譲「じゃあ、彼女のケータイとか見る派だぁ」

「あ・・・そうだね。」

泰「Aのケータイ必ずチェックするもんな？」

「うんうん」

譲「まじで！」

そうだよ、多い時には毎日。

少なくても1週間に1回はチェックされる。

功「・・・自分、ケータイが復旧してから女と付き合ってません。」

ニヤニヤしながら泰ちゃんと譲二さんがおにぃを見る。

譲「少なくとも10年前は・・・」

功「行けよ！食ったらバイト！！」

え、譲二さんなんて言ったの？

最後聞き取れなかった！！

っていうか、また言い合いか。