乳児さん！ ページ6
(夢主の((((((((((((((((((A))))))))))))))))))が出ません。普通科1年です)
…
｢じゃあ｣
｢おう！どんとこい！｣
上鳴が腕を広げる。そこに飛び込もうと走る私。でもその腕の中に入る前に、急ブレーキをかけてしまう。
寮生活でバタバタしていたのが落ち着いて、やっと上鳴の部屋に個人的に行けたっていうのになんだか小っ恥ずかしくて仕方ない。
皆からは隠れてこういう関係になってるわけだし、私は普通科のその辺にいるような人なわけだし。ヒーロー科の彼氏なんて持つべきではないんだろうけど。
上鳴が眠そうに欠伸をする。最近圧縮して強化練習してるらしいから、眠いらしい。寝てもいいよって言うけど、上鳴が正直に寝るわけがない。
上鳴が寝るなら私は自室に戻らなきゃ。そう言うと上鳴は送るって言うし。言わないで行こうとすると怒られるし。
｢ねえ、上鳴｣
｢ん？｣
｢もう帰る、だから抱きしめて｣
えー照れ隠し？ってニヤニヤしながら私を抱きしめる上鳴。上鳴の使ってるシャンプーのいい匂いが鼻をかすめる。
顔が熱くなるのを感じて、仏頂面で上鳴を押し返して。おやすみって言って部屋を出た。心臓はまだドクドク鳴ってる。顔も熱い。誰にも見つからないように、部屋まで戻った。
これで、明日も頑張れる。
…
朝。彼女の匂いが少しだけする部屋で目が覚めた。昨日抱き締めたおかげかパジャマに少しだけ彼女の匂いが残ってる。気持ち悪いとは思うけれど、少しだけ匂いを嗅いだ。いい匂い。
髪の毛がいつも通りグチャグチャなもんで、ワックスを使っていつもみたいに戻す。黒メッシュのイナズマが光るぜ、とか思ってニヤつく。
｢お、上鳴おはよう｣
｢おはよー｣
共通ロビーで会った切島と今日も訓練だなーとか話しつつ、TDLへ。朝から夕方まで訓練を受けてフラフラなまま部屋に戻る。
夕飯を共通スペースで済ませて、すぐに風呂に入り、部屋に戻るとまた彼女がいた。今日も可愛い、流石俺の彼女。
｢上鳴、お疲れ様｣
｢おー、ありがとな｣
多分彼女は意識してないんだろうけど、俺の部屋で俺を待ってて。俺が来た時の顔、めちゃくちゃ笑顔なんだよな。
その笑顔が可愛くて、俺もにやけちゃう。彼女が部屋に戻る時も別れ時にちゅーとか抱き締めたりすると、ちょっとだけ、ちょーっとだけ笑うんだ。きっと仏頂面のつもりなんだろうけど。
そんな彼女がいるから、今日も頑張れる。
(終わり)
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紅葉(プロフ) - はじめのやつ好き…！夜噛ちゃんと心操くんも好きぃい！！すっごいおもしろかったです！ (2018年10月6日 14時) (
レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
@ - 外し忘れなんて軽い感覚は捨てろ。違反行為だという自覚を持て。貴方みたいに軽い気持ちで外し忘れる作者ばかりだからオリジナルの新着に二次創作が溢れかえってんだよ (2018年6月24日 9時) (レス) id: 6ec6be6010 (このIDを非表示/違反報告)
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