【九十九 真白】僕がこうなった訳 ページ2
ある日僕は生まれ、ただ育っていった
そんな日常はある日ヒビが入った
2つの原因により僕は暗い道へ誘われた
ひとつ、親友の小児ガンが発覚
ふたつ、僕の異常な記憶力
ひとつめから順を追って説明しようか
まあ、そのままなんだけどね
ガンが発覚したその日からボクは医学に関する本などを読み漁った
ここでふたつめを混ぜよう
僕は異様に記憶力が良かったため殆どの内容を9割ぐらいは覚えられた
他にもいろんな事を覚えた
海外なら飛び級ができてこの歳でも大学に入れると
でも、そんなことできない
僕の両親は喧嘩ばっかり、僕が話しかけても知らんぷり
入学などの手続きは大人にやってもらわないといけないから両親の助けが必要となる
こんな家じゃどうにもできなかった
喧嘩の理由と言えば、僕が余計なことばっかり覚えてばっかり、他にもあるけど
急にその日はやってきた
喧嘩がいつもよりヒートアップしてしまったことにより
事件が起きた
母が父をあやめてしまって刑務所へ、僕は行き場をなくしてしまった、両親は親戚と縁を切っていたそうなので本格的に僕の行き場は無い
正気を失ったのか僕は両親が持っていたお金を奪って一人旅
この歳だと宿泊施設にも泊まれないし、警察に職質されるだろう
でも僕には奇跡が起こった
闇医者のおじさん、今となっては僕の師匠だ
ちょっと事情を話せばおじさんは僕に場所を与えてくれて、本格的な医学を教えてくれた
まぁそれからいろいろあってとうとう医者としての活動を始めた
何度も何度も成功を重ねる一方でちょっと問題が、僕は若すぎてあまり信用されないそうだ
だから僕は大人びた話し方、動作、見た目を作った
そんな中で僕は忘れていた、親友の事を
ここまで来るまで何年も掛けたからもうだめだった、親友はだいぶ前に帰らぬ人になってしまっていた
ここまで来ればもう引き返せない、それからはただ来た人の願いを医学で叶え続けていた、それは今も
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