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日高さんが後ろから鼻歌を歌っているのが聞こえて、テンション上がってるんだなぁって。そりゃそうだ、彼の夢のひとつだ。
見えてきたみんなの姿に、「ナナちゃんおそーい！」と、ショウタくんとランちゃんが声を揃えた。
「でっかい円陣だねぇ」
「お、ナナそこ入んの？」
「ルイくんとタイちゃんに連行されたからねぇ〜」
ずるい、と向かい側から聞こえた。
レオくんとリョウちゃんに挟まれてるリュウちゃんが「オレらいるじゃ〜ん」なんて言いながら弄ってる。そうだな、じゃあ明日はリュウちゃんに肩組んでもらおうかなって。言ってそのまま、「日高さん一言お願いしまーす！」と、腹から声を出したらみんなが驚いた顔をしてこっちを見たけれど、ただ一人、向かいでショウタくんとレオくんの間に居たコアだけはニヤニヤしてて、目が合って、それから一緒に日高さんを見たら同じようにニヤニヤしているもんだから、わたしまでつい口角が持ち上がる。
自然と視線が合わさったわたし達三人は、誰ともなくただ頷きあった。
まるでBE:FIRSTがデビューした時みたいだ。
始まる。また新しい瞬間が。
結果的に言えば、緊張は杞憂に変わった。
まあいつもそうなんだけど。いつものことだけど。
あの緊張感はなんだったんだろうと、観客を前にステージにさえ上がってしまえばそれよりも高揚感が勝る。本当にいつものこと。
フェスに出ればいつも違うアーティストがいるのに、今日は見渡す限り見知った顔ばかりで、いつもよりも一層安心感があった。
やっぱいいよなぁ〜グループって。マナちゃん達はいつもこうなんだろうな、そう思いながらステージ裏で十代三人組のパフォーマンスを見つめていたら、日高さんが隣に座った。
「次、ショウマイナーだよ」
「え？ ああ、うん。やっと解禁されんのね」
「リリック考えるとき、ナナの話が出たって」
「へぇ？ なんで？」
「ショウタ的にはすげー嬉しかったみたい。ナナがショウタの言葉を覚えてて、当たり前のように次を待ってることが。」
「ふうん？ なに、みんなわたしの事でも考えて作った？」
「なんで？」
「ああいう曲名付けてわたしに内緒って、そうでしょ」
「確かに。…でもきっとナナが思ってるほど曖昧な感じじゃないよ」
頬杖を付きながら、きゅっと口角を持ち上げた日高さんが横目でこっちを見ながら言った。
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れい(プロフ) - 更新ありがとうございます🥹更新通知だけで既ににやけてました、笑何気ない会話かもですけど愛溢れててこっちまであったかい気持ちになります！これ以上すれ違うことないことを願ってます〜 (3月1日 9時) (
レス) @page45 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - masayo_8さん» あっさり終わりました笑 話し合いって大事だよな〜と分かってても上手く出来ないかったりしちゃうんですけどね(^^;)書きながら自分にも言い聞かせておりました笑 いつか変装してデートにでも行くお話もかけたらいいなぁと思っております🥰笑 (1月30日 1時) (レス) id: 176341cee8 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - れいさん» 喧嘩でもないけど微妙に気まずい雰囲気…耐えられないですよねぇ〜…。共感してもらえて良かったです(*^^*)笑 ストックはそこそこあるんですがなにかと制限がかかってしまい…次はまたお時間がかかりそうなんですが、気長にお待ち頂けると幸いです( ˇωˇ ) (1月30日 1時) (レス) id: 176341cee8 (このIDを非表示/違反報告)
masayo_8(プロフ) - よかった〜🙌なんか、変装してまで会いに来る夢ちゃん、可愛すぎなんですけど〜😍やっぱり、ちゃんとお話しないとダメなんだと勉強になります🤔続きも楽しみにしてます🙌 (1月27日 22時) (レス) @page41 id: be11c96dd8 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - うわぁぁぁ、こういう空気どうして良いかわからんくなる、の気持ちがわかりすぎて感情移入しまくってしまった、、、最近更新頻度高めでめちゃ最高です！ありがとうございます！！ (1月27日 22時) (レス) @page41 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤ | 作成日時：2023年7月20日 10時
