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「へぇ。非道な呪いの王は消えたってわけ？」
「！」
空から宿儺を見ていたのは、あの時の女であった。
ゆっくりと降りてくる。
「また会ったね。宿儺」
「失せろ」
「あはは。……はぁ。なんで思い通りにいかないかな。この世界は私の思い通りに行くはずなのに」
笑っていた女の顔が、一瞬で冷たい表情になる。
この女の言うことが正しいのなら、この世界は彼女の思い通りに動いていることになる。
しかし、それが上手く行っていないような発言。
宿儺の中に、この女はこの世界のなんなのかという疑問が浮かぶ。
「まぁいいや。もう既に私は楽しんだし」
「……まさか」
「そのまさかだよ。さっき飼い主ちゃんに会ったよ。……邪魔者がいて、精神を痛めつけることしか出来なかったけど」
それを聞いて、沸々と怒りが湧く。
「貴方を殺すのは惜しいなぁ。まぁ、でもちょっとやそっとで死なないよね。ねぇ、残りの宿儺の指上げるから私のモノにならない？」
「断る」
「あの飼い主ちゃんより私のほうが魅力的だと思うけど」
「貴様のような品のないやつの何処に魅力があるのだ」
「はぁ……まぁ、人殺しなんて興味ないわ」
宿儺を自身の仲間に取り込むのは無理だと感じ取った女は、一体の呪霊を呼ぶ。
ただならない気配。
特級クラスの呪霊だ。
「あんまりこの子は出したくないんだけどね。……今は貴方を殺したいから。仕方ないよね」
「ハッ！腹いせとは生意気な」
「……まぁ、せいぜい頑張りなよ」
女は呪霊を置いて一人去っていった。
＿＿特級仮想怨霊、大嶽丸。
鬼である。
宿儺が術を出そうとした時、大嶽丸は黒い炎に包まれた。
下駄の音が響く。
「女を追って来たと思えば、何じゃいたのか」
「妖狐？」
宿儺の前に現れたのは、椿を抱えた九尾であった。
椿だと分かった瞬間、宿儺は駆け寄った。
「あの女に心を揺らされて酷い状態だったから眠らせた。……椿ちゃんの精神は少々軟弱すぎる。若造なら知っているのだろ、椿ちゃんの秘密を」
「……」
宿儺は少しだけ椿のことを話しのだった。
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
