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「うるさいうるさいうるさい！！」
悪魔が私に囁く。
この気持ちはおかしいのか？
私は、おかしいのか？
私は、間違っているのか＿＿＿？
そっと私の肩に手が乗る。
「椿ちゃんは妾が好きか？」
「……え？」
「答えてくれ」
私は九尾様の問いにゆっくり頷く。
それを見て、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
そして私を抱きしめた。
「難しく考えるな。椿ちゃんは椿ちゃんで良いのだ。……椿ちゃんが信じる若造を信じてやれ。人は変わる。無論、妾も“変わった”」
私が信じる宿儺？
ていうか、変わった…て……？
それを考えようとしたら、一気に意識が後ろに持ってかれた。
‥
九尾は自身の術で椿を眠らせた。
自分の眷属を出し、椿を守らせる。
九尾は女の前に立つ。
「へぇ、玉藻前が私の相手をしてくれるなんて光栄だね」
「妾は玉藻前では無い。そんな低級のやつと同じにするな」
九尾に睨まれ、背筋に悪寒が走る。
女はようやく理解した。
この狐は伝説の九尾の狐だと。
ゆっくりと九尾は女に近づく。
「貴様、名は？」
「……は、は？」
「答えよ」
宿儺とは違った気迫。
気迫に圧され、自分の名前を答えてしまった。
“嵯蛾紫苑”と。
「そうか。なら…図が高いぞ。妾に平伏せよ、人間」
紫苑は勢いよく地面に顔をつける。
九尾の言葉に逆らえなかった。
九尾に自身の命を握られているようだ。
自分が死ぬも、生きるも、九尾次第のような気がして。
決してこの世界では死なないのに。
なんとかこの状況を打開しないといけない。
女は動かない体になんとか力を振り絞り、巨大な呪霊をその場に放ち、逃げた。
「チッ。逃げたか。……妾はあまり、戦いは専門外なんじゃがな。仕方ない」
黒い炎が巨大な呪霊を飲み込む。
もがき苦しみながら、呪霊は灰となって散っていった。
九尾は椿を抱え、あの女の後を追った。
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
