好きと愛の違い ページ39
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ついに職場体験当日。
全員一旦静岡駅に集まり、そこから各々ヒーロー事務所に新幹線や電車やらで移動していく。
私は電車だけで行ける。
「くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け」
みんな別々の方向に行く。
さて、私も向かうか。
えっと、ホームは4番線だから……。
その時、私のスマホが鳴った。
あれ、お祖父ちゃん？
「もしもし？どうしたの？」
「あぁ、良かった。静岡駅の方に迎えの車を送ったからそれに乗ってくると良い。もうすぐ着くと思う。あ、それとももう改札入っちゃったか？」
「もー、遅いよ。改札内」
もうちょっと早く連絡してくれれば良かったのに。
後で150円払うから出てきてと言われる。
仕方がないので、私は引き返した。
あーあー、150円引かれてしまった。
ロータリーに行くと、漆黒の車が一際目立っている。
完全にヤクザの乗る車……。
運転席が開く。
「お久しぶりですね、椿お嬢様」
「久しぶり。わざわざありがとうございます」
祖父のサイドキックである、バックバレットが私たちを迎えに来てくれたようだ。
「あれ、相棒さんはいらっしゃらないんですか？」
「いるよ。姿が見えないだけ。解いても良いんじゃない？」
私は宿儺にそう言うと、術を解いたようだ。
バックバレットが車の扉を開けてくれる。
「足元、気をつけてください」
「ありがとう」
表向きには白百合組は小規模なヒーロー事務所となっているが、裏では情報屋として活動している。
壁に耳あり障子に目あり。
白百合組が知らないことはない…はずではあるが。
「……あの女の件はなにも進展無しですか」
「はい。目撃情報も全くありません」
あの女の尻尾が未だに掴めないでいる。
名前さえ分かれば、何か私が思い出せるかもしれないのに。
そんな簡単なことですら分からない。
今頃、あの女は私たちを嘲笑っているのだろう。
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
