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「っうぉ……」
「すみま……せん」
街の曲がり角で人と衝突しかける。
咄嗟に宿儺が私を支える。
・・・は？
私はこの人を知っている。
何故ここにいるのだ？
いゃ、何故“この世界”にいるのだ？
「顔に出すな」と宿儺に耳打ちされる。
確かに変に知っていると気づかれたらまずい。
私は軽く謝罪の会釈をして、宿儺と立ち去った。
「ねぇ、あれって……伏黒くんだよね」
「そうだな」
「いゃ、そうだなじゃないよ」
何でこの世界にいるんだ？
瓜二つの他人？
いゃ、でも宿儺見て驚いてる感じしたし。
私の中に一つの仮説が浮かぶ。
「まさか、災厄の扉から来た……？」
「その可能性が高いだろうな」
汗がドバドバと出る。
それ以外にこっちに来る方法なんて無いもんな。
いや、それとも伏黒くんも誰かに召喚された？
いやいや、彼は人間だぞ、あり得ない。
じゃあやっぱり……
「こんなのが現実って……夢であって欲しい」
「現実逃避するな」
対処するって言っても何をどうするのさ。
やっぱりあの女に接触するしかないのか？
問題が山積みだ……。
〜
「ねぇ、寝れないんだけど」
「……」
深夜一時、私は宿儺の部屋に凸っていた。
ほんとに今夜寝るのが怖くなった。
おそらく寝てたであろう宿儺は、不機嫌そうに私を見る。
そんなの問答無用で私は宿儺の布団に近づく。
宿儺に私の影がかかる。
「ちょっと私に付き合ってよ」
「！」
「人生ゲームに」
「……」
私は宿儺を布団から引っ張り出して、人生ゲームに付き合わさせた。
その後のことはよく覚えていない。
朝目覚めたら、宿儺が隣で寝てた。
寝落ちしたパターンだ、これ。
私は人生ゲームを回収して、宿儺の部屋を後にした。
(……アイツに危機感というものは存在しないのか…？)
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
