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商業施設を出て、少し歩くと趣のあるご飯屋さんに辿り着いた。
宿儺が扉を開けた。
え、入るの？確かにお昼時ではあるが。
中に入るとブワッと、いい匂いが広がる。
「いらっしゃい！お！宿儺さんじゃないか！そちらのお嬢さんは？もしかして前言ってた主様か？」
宿儺が店主に顔を覚えてもらっている。
常連客！？
こっちの世界に来てから、かなりエンジョイしてるじゃん。
呪いの王っていうプライドはないんか。
「今日は休みだったから一緒に来ただけだ」
まさかのタメ口！
店主さん、全く怒ってなさそうだから良いけど！
後で矯正するか。
今からでも間に合うよね？
私たちは席に案内してもらい、椅子に座る。
「好きな物を頼め」
「……待って、思ったんだけど…宿儺ってお金持ってるの？」
今日一日、何気にお金を払う必要があったが宿儺のそのお金はどこから出ているのだ。
まさか、一般人からの強奪？
「オマエ…何か変なこと考えてないか……？普通にオマエの父親から貰った金だ。それを株とやらで増やした」
株なんて初心者がやるもんじゃないでしょ。
なんで、増やせるの……。
怖いよ、この人。
とりあえず私は日替わり定食を頼んだ。
めちゃくちゃ美味しかった。
そりゃあ宿儺も常連になるわな。
帰り道。
「いゃー久しぶりに休みをエンジョイした気がする」
「椿」
「なに？」
宿儺が何かを言いかけるが、口を噤んでしまった。
何なのだろう？すると私に手を出してきた。
どういうこと？
「手を…つなぎたい」
手を繋ぎたい？
ﾃｦﾂﾅｷﾞﾀｲ？
私は混乱してしまった。
宿儺からの突然の申し入れ。
そんなの言われなくてもしたあげるのに！
私は勢いよく宿儺の手を握った。
「これでいい？」
「……あぁ」
「やっぱり今日のこれって、デート？」
宿儺が黙ってしまった。
これは、肯定か？
ふふ、可愛いやつ。
私はそれ以外は何も言わなかった。
今は、聞かなくても何となく宿儺の気持ちがわかるから。
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
