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「これは引き分けかしら……」
ミッドナイト先生がそう言う。
しかし放送席から、ビデオ判定するとの一言。
あんな煙でビデオ判定なんか出来るんか。
私はヨロヨロになりながらも、場内に戻る。
轟くんは気絶してしまっている。
彼は、一旦担架に乗せてこの場を後にした。
【ビデオ判定が出たぜ！あー、やっぱり引き分けみたいだ】
そっか。
あー…轟くんが目覚めたら腕相撲かしら？
勝てるかな…
「審判はこの私だからね。一回戦のあれは両者とも気絶したから仕方なかったけど、こうして東雲さんは立っている。ヒーローは最終的にどんなにボロボロになっても、立ち上がれば勝ちなのよ」
「え、それって……」
「優勝は東雲さんよ！」
スタジアムから大きな歓声が上がる。
優勝した。私が。
「やっ……たぁー！！！」
表彰式。
多くの人に注目されながら、一位のところに立つ。
なんだかむずがゆい。
空からオールマイトが降ってくる。
一人一人にコメントをし、遂に私の番。
「東雲少女、一位おめでとう。流石の実力としか言いようがないね。君にはこれからも期待しているよ」
「ありがとうございます」
オールマイトのありがたい言葉でその場が締めくくられる。
ただ、最後は「おつかれさまでした」なんだね……。
みんなPulsUltraって言っちゃったよ。
「あれ宿儺」
控え室に置いてきた水を取りに戻って行ったら宿儺が壁に背をもたれ、腕を組んで立っていた。
「……天晴れだ」
「！」
祝ってくれてるってことだよね？！優勝を！
まさか宿儺から祝われるなんて……。
明日は雹が降るぞ……
お姉さん涙出そう。
「ありがとう！」
宿儺が私に近づいてくる。
他にも何か話があるのだろうか？
すると、顎を持ち上げられて、唇にキスをされた。
唇が離れると、私は口をパクパクする。
な、な、ななな！！！
脳が処理しきれていない。
「ほんと、オマエは初々しい反応をするな。ケヒヒ…」
「す・く・な！！」
今思えば、これは決勝前の仕返しだったのだろう。
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
