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5歳のときからずっと一緒だった。
何かあれば助けてくれて、そばにいると安心出来る。
あの時…宿儺がいなくて怖かった。
今では、かけがえのない存在。
でも、宿儺はどうなんだろ。
自分は宿儺にとって、特別だと思っても良いのだろうか。
“なんで”という気持ちが勝ってしまう。
だって、あの宿儺だよ？
誰かを愛することなど無いだろう。
「若造を変えたのはお主だろう。責任を取ってやれ」
九尾様に背中を押される。
そうか、私は変えてしまったのかな。
彼の考え方を。
……宿儺が私を好きになった意味なんてどうでもいいか。
意味なんて、後から着いてくる。
私は玄関に向かった。
するとその時、玄関の扉が開いた。
宿儺が帰ってきたのだ。
「何処か行くのか。……家から出るなと言われているだろ」
「宿儺」
私の雰囲気がいつもと違うことに気づいたのか、宿儺の顔が引き締まった。
「前も聞いたかもしれないけど、宿儺は私のことが好きなの？」
「……ちが「ちなみに私は好き」！」
言ってしまった。
顔が熱い。
心臓の音がうるさい。
「あの時、ちゃんと返せなくてごめん。私と、これからもずっと一緒に月を見てくれますか？」
沈黙が続く。
あぁ、気づくのが遅すぎたのだろうか。
彼の気持ちは変わってしまったのだろうか。
「小娘。俺は好きという生半可な気持ちは抱かない」
「……」
「俺は椿のことを愛している」
「！？」
ぶわっと、一気に体温が上がるのが分かる。
思わず私は口元を隠す。
これが大人の余裕というものなのか。
好きじゃなくて愛している。
その言葉が頭の中を埋め尽くしていく。
凄い大切にされているじゃないか、私……
「フッ、俺を変えたのは貴様だ。最後まで責任を取って、付き合え」
「言われなくても分かってるよ……」
宿儺がこちらにやってくる。
いつまでも玄関に居座ってるわけにもいかないか。
私が一歩下がろうとすると、腕を掴まれる。
グッ、と引き寄せられた。
唇に柔らかい感覚。
「！？」
バッ、と私は宿儺から離れる。
やられた！
本人はケヒヒ、と笑っている。
「愛い奴だな」
「マジで……ほんと……責任取れはこっちの言葉だっての……」
顔が本当に熱い。
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
