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「……あの。東雲さんって…昔は十条だったんですか？」
「え？」
「それに関しては俺が説明する」
宿儺が矢田くんの言葉を止める。
「オマエに何かあったと分かった俺はあの場に転移したのだ。それであの女と対峙した。状況が悪くなったからか、女は逃げた。去り際に、オマエのことを“十条椿”と呼んだ。しかし、今は違ったと“東雲椿”と訂正したのだ」
今は違う……？
私は昔から東雲椿だ。
何故、あの女は私のことを十条椿と呼んだのだ？
「小娘、前も聞いたかもしれないが……オマエの“前世”の名はなんだ？」
「！」
まさか、宿儺は私の前世の名前が十条椿だったと言いたいの？
そんなわけ……いゃ、ありえないとは言えない…か。
私が思い出せていないだけで。
「え、東雲さんの前世？」
「あ…ごめん。他言無用で頼むけど、私には前世の記憶があるの。無駄な知識だけしかないけど」
「…思い出せないか」
優しい声色で宿儺がそう言う。
私は小さく頷いた。
十条椿と聞いてもなにもピンと来ない。
「……ということは、あの女の人はこの世界の人じゃないって事ですか？」
確かに。
いゃ、だが私みたいに前世の記憶を持った転生者ってこともあり得る。
「その可能性が高いだろう。殺せなかったのだからな。あの感覚は、この世界に体があるって感じではなかった」
宿儺でもダメだったのか。
じゃあ、本体が他のところにいるってこと？
あぁ、ますます色んなことが分からなくなって来た。
「そうだ。警察官の方と相澤先生が…今回のことについて、やっぱり詳しく聞きたいみたいです」
「そう…」
あんまりペラペラと喋れるよう内容ではない。
矢田くん、予言書のこととか話してないよな？
私が彼を見ると、何か察したようだった。
「僕の方からは、呪霊がなんなのかしか話してませんよ。予言書のことは話してません」
なら良かった。
あまり、この件については公にしないほうが良いだろう。
……この平和が崩れてしまう。
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夜椿 - 本当に犬○叉っぽく感じてきちゃった！おもしろいです！ (3月14日 7時) (
レス) @page13 id: d279ec966d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 素敵な作品です、、、！！これから夢主ちゃんがどんなふうに成長するのか楽しみです。 (3月8日 19時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
妃夏(プロフ) - MR サナリアさん» 皆様に同じ返しになってしまうのでコメント返しは控えていたのですが、一応返させていただきますね。誤字だとは思ってましたが、わざわざ訂正ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします…！ (2月29日 21時) (レス) id: f1fc2f5254 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 今見たけど…髪小説じゃなくて神小説です。 (2月29日 21時) (レス) @page20 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - あぁ。ただの天才が髪小説を書いているだけだ。←褒めてます。 (2月28日 16時) (レス) @page15 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 12時
