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ずっと大事だった。
お姉ちゃん……私の大事な人は……貴方も含まれてるんだからね……。
「……彼女の守リ人ではないため……会うことはできません……。」
『守リ人……？』
「貴方は私の守リ人です。」
『……!!』
私……水の神様の守リ人だったなんて……。
だから……水の力が使えるの……？
けど……だったら。
『私は姉の守リ人になる……!!』
「守リ人になるには私との契約を切ることとなります。」
『それでも構わない……!!』
「本当にそれでもいいのですか……A。」
『……!!』
その瞳と声が私の記憶を動かす。
霧がかった記憶が後少しで晴れそうだった。
私は貴方を………。
『貴方は……。』
「……とにかく……このペンダントを差し上げます。今度来る際……その“答え”を待っています。」
すると、私の首にペンダントが現れる。
ファンタジー……。
じゃない。
『うわっ……?!』
体が浮いていく。
ちょ、ちょっと待って……!!!
私はまだ……!!
貴方を私は知っている……。
どうかその名を呼ばせて。
気づくのが遅くてごめんなさい。
『待って……!!!』
「……。」
『お姉ちゃんっ＿＿＿＿！！！』
その手を伸ばしてよ……お姉ちゃん。
●○●
「あんたもかなーり最低ねぇ……。」
「……何よ。」
「……いいの？あんたが会いたがっていた妹じゃないの。」
「……いいのよ。これで……。」
斜めに埋まっている鳥居の陰から出てきた女性が、Aの……姉に話しかける。
少し姉妹の関係に興味があるようだ。
腕を頭の後ろで組んで、Aの姉凪沙…水の神市杵嶋の周りをうろうろする彼女。
「えぇ……。姉妹の感動の再開だよ？あの子……泣いてたじゃん。いまだって、市杵嶋…泣きそう。」
「うるさい瀬織津。今はこのままの関係でいいの。あの子には……大事な人がいっぱいいるもの……。」
「ふーん。私、あの子気に入った……。守リ人にしちゃおっかなぁ……。」
凪沙は瀬織津を睨みつける。
おぉ……と彼女は怯え、スススっと後ずさりする。
「にしても……なんであんただけ……死んだの？そして…人として転生した。このまま人間やってた方が幸せだったんじゃないの？」
目を細め……目だけで彼女を見る。
「……人それぞれ……幸せ、不幸せは違うのよ。」
まだまだ姉の謎は深まるばかりだった。
何故神(彼女)は死んだのか。
何れわかることなのだが……。
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妃夏(プロフ) - 黒さん» コメントに気づかなくてすみません！！(通知来なかった)アニメが進み次第続きを書きますのでお待ちを!! (2020年7月23日 19時) (
レス) id: cc55b480f0 (このIDを非表示/違反報告)
黒(プロフ) - 続キモトム (2020年7月22日 19時) (レス) id: f0b82b371d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃夏 | 作成日時：2020年7月17日 15時
